チルドレン・オブ・ザ・コーン

監督:フリッツ・カーシュ

脚本:ジョージ・ゴールドスミス

出演:リンダ・ハミルトン、ピーター・ホートン、
ロビーキイガー、R・G・アームストロング

ストーリー

 青年医師バートは、赴任地へ恋人ビッキーと向かう途中に奇妙な町へと迷い込む。そこは大人の姿が全く見られず、僅かな子供たちのグループがいるだけだった。そして、トウモロコシ畑の真ん中で行なわれた子供たちの怪しげな儀式により、ビッキーが生け贄に捕われてしまう…。

レビュー

 子供が集団で大人を惨殺するスパニッシュホラー「ザ・チャイルド」をパクったと思われるS・キングの短編「トウモロコシ畑の子供たち」の映画化。トウモロコシ畑だらけの田舎町ガトリンに迷い込んでしまったカップルが、怪しげな神を信仰する子供たちのグループに襲われてさぁ大変という原作通りのストーリーで、妙なアレンジを加えられて原型がサッパリ分からなくなることの多いキングのホラー短編映画化の中では優等生クラスともいえる出来である。

 ただ、原作ではカップルもろとも目玉を刳り貫かれたりして惨殺!終了!というキングらしい身も蓋も無い結末だったのに対し、こちらはトウモロコシ畑を燃やして子供たちを支配する神と直接対決という商業映画らしい展開に差し換わっている。原作では上手いことボカしていた神の描写を、思いっきりチープな特撮効果で表現してしまったのは大失敗だと思うが、それでも「IT」ラスボスがカニ道楽事件に比べれば可愛いモノである。ガキどもが物騒な刃物を手に持ち、見事なチームワークでタクティカルに主人公を追い詰めていく様は結構怖いし、彼らのリーダーであるアイザックという名の年齢不詳の老け顔少年も「ゾンビ3」のマイケルみたいなキモさを彷彿とさせ、「子供が大人を襲う」という物語の不気味さに拍車を掛けている。

 しかし本作で何よりも特筆なのは、短編の映画化とは思えぬほどの異常な数の続編である。2作目はリメイク的内容の「死の収穫」、3作目から邦題が変わり「アーバン・ハーベスト」、4作目「アーバン・ハーベスト2」、5作目は日本未公開の「Children of the Corn V: Fields of Terror」、この時点で既に何が何だか分からないが、6作目に至っては元ネタの「ザ・チャイルド」と全く同じ邦題が付けられてたりするので、日本のビデオ会社はアホとしか言い様が無い。ちなみに「ザ・チャイルド」は本作の19年後を描いた直接的な続編ともいえる内容で、不気味な老け顔のアイザック君も再登場している。

 

  

    物騒な刃物を持って大人に牙を剥く子供たち     サラ・コナー役で有名なリンダ・ハミルトンが磔に!

 

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