アーバン・ハーベスト2

監督:グレッグ・スペンス

脚本:スティーヴン・バーガー、グレッグ・スペンス

出演:ナオミ・ワッツ、ブレント・ジェニングス、
サマリア・グラハム、ウィリアム・ウィンダム、カレン・ブラック

ストーリー

 ネブラスカ州のある町の子供たちが、高熱に犯される原因不明の疫病に一斉にかかった。それは大人たちにはまったく感染しないという謎の伝染病であった。生まれ故郷のこの町に帰ってきたグレースの妹・マーガレットも例外ではなく、その病にかかっていた。町の診療所は大パニック。しかし、ある日を境に彼ら全員快方に向かった。ホッとはしたが、不思議に思う大人たち。しかしこの病には、ものすごく恐ろしい“後遺症”があったのだ。 

レビュー

 「チルドレン・オブ・ザ・コーン」シリーズの4作目にして「アーバン・ハーベスト」シリーズの2作目という何だか良く分からないことになっているが、要はスティーヴン・キングの「トウモロコシ畑の子供たち」4回目の映像化であり、これまでのシリーズを見なくても全く問題は無い。ヒロインを務めるのは、後に「ザ・リング」でハリウッド版松嶋奈々子を演じることになるナオミ・ワッツ。

 前作まで、子供たちが大人を襲うのはトウモロコシ畑に根付く怪物と、それを信仰する子供たちだけの宗教団体が元凶とされていたが、本作では子供たちだけが罹患する謎の疫病による後遺症というのがミソ。とはいっても結局その疫病が蔓延するキッカケとなっているのは、大人たちに水銀を飲まされて子供のまま成長を止められた見た目は子供、頭脳は大人の伝道師の呪いというオカルト方面に着地しているので、それほど原作から逸脱した内容でもない。

 少年少女というよりは成人に近い青年ばかりが大人を惨殺していた印象のあるこのシリーズであるが、本作では年端もいかぬ糞ガキどもが遊び感覚で大人をぶっ殺す不謹慎なシーンがあり、シリーズ中では一番怖い。中でも、双子のガキが担架の先端部にブレードを装着してオッサンに突撃→胴体切断の殺害方法は強烈なインパクトを誇る名場面だ。担架で遊ぶなよ!

 

 

担架で遊ぶな子供たち

 

 

若かりし日のナオミ・ワッツがヒロイン役

 

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