ダイナソークライシス2 監督:ルイーズ・モルノー 脚本:マイケル・パルマー 製作総指揮:ロジャー・コーマン 原作:ハリー・アダム・ナイト 出演:ジョン・サヴェージ、クリフ・デ・ヤング、 ストーリー 軍営のウラン採掘鉱山に雇われた傭兵部隊の隊員達が、 謎の生物を目撃する。驚いたことに、それはバイオ技術で誕生した恐竜たちだった。誰が、いったい何の目的で恐竜をつくりだしたのか?仲間を次々と恐竜に殺された傭兵部隊は、ついに恐竜たちと戦うことを決意する…。 レビュー B級映画のカリスマ、ロジャー・コーマン製作の「ジュラシック・パーク」便乗作第2弾。「恐竜カルノザウルス」「ダイナソーズ」「ジュラシック・ウォーズ」の3作からなるこのシリーズは、DVD化の際に当時ヒットしていたカプコンの恐竜虐殺ゲーム「ディノクライシス」を意識した「ダイナソークライシス」シリーズへと変貌を遂げ、本作は2作目の「ダイナソーズ」を改名した作品。ちなみに、この3作を合体させて適当に再編集して作った「ジュラシック・シティ」なんていう出涸らし作品も存在していて、何も知らない恐竜大好き少年達を絶望のドン底へと突き落した。 本作も当然のことながらB級路線フルスロットルのコーマンらしい怪作映画である。話の展開は、コーマンの教え子であるジェームズ・キャメロンの「エイリアン2」を惜しげも無くパクり、鉱山施設を舞台にして恐竜と人間の血で血を洗う密室バトルが展開される。男勝りな女隊員がいたり、頼みの綱の脱出ヘリが目の前で撃墜されたり、施設で生き残っていた少年を救出したり、使えない奴が一矢報いる為に敵もろとも根性の自爆を披露したりと、「エイリアン2」のエイリアンを恐竜に変えただけの安直な模倣シーンの連続で激しいデジャブに襲われることは必至である。しかし、途中で「エイリアン2」のリプリーにあたるポジションの女性キャラが唐突にラプトルに腕をブチブチと喰い千切られて悶絶死する掟破りすぎる展開があったりするのがこの手のB級映画の面白いところか。 いくら製作陣が「エイリアン2」の大ファンでも、こんな低予算映画ではパワーローダーとエイリアン・クイーンによるド派手なクライマックスバトルは再現出来まい、とこちらも高を括って観ていたら、終盤でニュートにあたるポジションの少年がフォークリフトに乗り込んでティラノサウルスとガッツンガッツンどつきう奇跡のような光景が目に飛び込んできました。ちなみに、ここで登場する下っ腹のたるんだメタボ体系のブサイクなティラノサウルスはコーマン自慢のハリボテ人形で、「ダイナソークライシス」シリーズの全作にレギュラー出演している他、Z級恐竜映画「ジュラシック・アマゾネス」などにも流用され、回を重ねる度にボロボロの小汚い姿になっていく様には思わず同情を禁じえない。 |
劇中で一番惨い殺され方をするヒロイン
フォークリフトとT−REXのガチンコバトル! |
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