ジュラシック・アマゾネス

監督:フレッド・オーレン・レイ、ジム・ウィーノスキー

脚本:ジム・ウィノースキー、ボブ・シェリダン、
クリストファー・ウッデン

出演:ロス・ハーゲン、リチャード・ガバイ、
アントニア・ドリアン、ベッキー・ルボー

ストーリー

 果てしなく続く海。その上空を飛ぶ一機の軍用機が、突然操縦不能になり、南海の孤島に不時着する。そこは、半裸のアマゾネス族と恐竜が住む島だった。軍用機に乗っていた6人の荒くれ兵士たちはアマゾネス族に神と勘違いされ、お色気たっぷりの歓迎を受ける。しかし喜びもつかの間、彼らは恐竜退治をすることになる…。

レビュー

 コーマン門下生のフレッド・オーレン・レイとジム・ウィノースキーがタッグを組み、尊師から「ダイナソークライシス」で大活躍したブサイクなティラノサウルスのハリボテ人形を譲り受けて製作したお色気恐竜パニック。半裸の女だらけの島に漂着した軍人たちが、とりあえずセックスして恐竜退治をするだけの話であり、映画の出来としては「死霊の盆踊り」と軽くタメを張れる程度にはゴミ。トリケラトプス、アパトサウルス、プテラノドンといった恐竜は昔懐かしいコマ撮りアニメで再現されているが、その動きは今だ嘗てどんな映画でもお目にかかれないくらいにガックガクなので、相当なやっつけ仕事で撮影したことが素人の俺でも容易に想像が付く。満を持して登場するコーマン尊師のティラノ君も、動かすとなると余計なお金が掛かるので、軍人と対峙した際は足を一歩も踏み出すことなく、口に放り込まれた手榴弾によって秒でカタが付く他にも洞窟に潜むワケの分からない怪人やトカゲみたいなクリーチャーも登場するが、製作者にはモンスターに対する愛情が微塵もないのか、驚くほど印象に残らない。

 じゃあ何が印象に残るのかというと、それはもうエロ以外にない冒頭、恐竜の生贄に捧げる為に両腕をロープで拘束された女が意味もなくブラを剥ぎ取られ、何故かその場でピョンピョンとジャンプをする。普通、ロープを解こうとする演技は左右にジタバタもがいたりするものだが、この女は上下に激しく跳ね続け、カメラは彼女のブルンブルンと揺れるおっぱいを余すことなく写し出す。この映画の9割は、こういったナンセンスなエロ描写に終始しており、DVDジャケットに書かれたキャッチコピーも「巨乳対恐竜」と、映画の全てを端的に表現した秀逸なものとなっている。メインとなる軍人はヒョロメガネ、童貞デブ、バカといった具合に、俺含むオタク層には感情移入しやすいキャラ付けがされており、このボンクラどもが処女と恐竜しかいない島に漂着し、女たちは彼らの所持していたエロ本を聖典として崇め、「ねえ、○○ページに載ってるアレってどうやるの?」「グヘヘ、それはこうやるんだよ」「あーん、すごーい」みたいな感じでそこら中でセックスに精を出す。しかも、大した苦労もなく島の恐竜を退治し、彼らは最終的には島の英雄となるのだ。男尊女卑の観点から言えば完全アウトなストーリーながらも、ここまでキモオタの妄想を具現化した物語をやってのけたのは天晴れとしか言いようがない。

 

 

時代を考えてもヤバすぎる合成技術

 

セックスして恐竜退治して英雄になるバカ

 

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