エルム街の悪夢3
惨劇の館

監督:チャック・ラッセル

脚本:ウェス・クレイヴン、ブルース・ワグナー、
チャック・ラッセル、フランク・ダラボン

出演:へザー・ランゲンカンプ、パトリシア・アークエット、
ローレンス・フィッシュバーン、プリシラ・ポインター

ストーリー

 悪夢から目覚め洗面所に行ったクリスティン。だが、彼女はそこで再び悪夢に取り込まれ、鉄爪と化した水道に襲われる。洗面所で腕から血を流す彼女を目にした母親は、自殺未遂を謀ったとして娘を精神病院に入れてしまう。その病院には、フレディの悪夢に苦しむ子供たちが彼女以外にも6人収容されていた。しかし、女院長や病院スタッフの大半は、子供たちの悪夢の話になど聴く耳を持たない。 そこに1人の若い女性インターンが赴任してくる。悪夢を専門に研究しているという彼女の名は、ナンシー。そう、6年前にフレディと壮絶な死闘を繰り広げた彼女が帰ってきたのだ。エルム街の子供たちと、フレディに立ち向かうために…。

レビュー

 1作目のウェス・クレイヴンが製作総指揮として参加し、同じく1作目のヒロインであるナンシーも精神科医として再登場する、エルム街シリーズの完結編といっても差し支えのない作品。大不評だった2作目の反省点を活かしてか、初代の魅力だった悪夢的ビジュアルをド派手なSFX・VFXを駆使して描き、「13日の金曜日」シリーズとの差別化を図ることに成功している。フレディが巨大人面蛇に変化し、パトリシア・アークエットの下半身をグイグイと飲み込むシーンや、人形作りが趣味の少年が血管を抜き取られ、リアル操り人形にされてしまうシーンなどは今の時代から見ても十分にショッキングでメチャクチャ気持ち悪い

 クソゲーのロープレっぽいメインビジュアルからも想像がつくが、本作は単純なスラッシャームービーではなく、少年少女らが夢の中でフレディと対決するバトルホラーとしての趣が強い。自分の見てる夢に他人を引き込むことが出来るという超ハタ迷惑な能力を持っている少女・クリスティンを中心に、同じ精神病院に入院している友人らが一致団結し、「俺は夢の中では怪力だ!」「ボクは魔法使い」「あら、アタイだって凄腕のナイフ使いよ」ってな具合にそれぞれの特殊能力を活かしてフレディと対決していくバカバカしさ全開の展開は賛否が分かれそうだが個人的にはアリ

 1作目にジョニー・デップが出演していたり、2作目が「ヒドゥン」のジャック・ショルダー監督だったりと、「13日の金曜日」とは大違いの華やかさを誇る「エルム街の悪夢」シリーズであるが、本作も監督が「スコーピオン・キング」のチャック・ラッセルだったり、脚本に参加しているのがフランク・ダラボンだったり、「マトリックス」のモーフィアスがさり気なく出演していたりと、主演のパトリシア・アークエットも霞むほどの錚々たるメンバーには心底驚かされる。

 

 

夢の中ではヤク中ビッチも女戦士になれます

 

 

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