13日の金曜日

監督:ショーン・S・カニンガム

脚本:ヴィクター・ミラー

出演:べッツィ・パルマー、エイドリアン・キング、ケビン・ベーコン

ストーリー

 1980年6月13日の金曜日。キャンプ指導員としてクリスタルレイクを訪れた若者達が次々と殺された。最後に残ったアリスは犯人の姿を目撃する。その名はボリーズ夫人。最愛の息子ジェイソンを失った腹いせに若者達を殺戮していたのだった。襲われたアリスは鉈で反撃を開始。ボリーズ夫人の首が宙を舞う。

 クリスタルレイクを漂うボートで眠るアリス。しかし湖の中から腐った少年が襲い掛かり、アリスを湖に引きずり込んだ。その後、病院のベッド飛び起きるアリス。果たしてあの少年はジェイソンだったのだろうか…。

レビュー

 元祖13日の金曜日。セックスとドラッグに溺れるバカな若者達が、次々とブッ殺されるだけの内容で1時間半を乗り切ってしまう強引さには感服である。一応、犯人探しのサスペンス要素らしきものはあるものの、序盤で犯人を当てた人は間違いなくエスパーであると断言出来る。というのも、真犯人はクライマックス直前まで姿を現さないからだ。本作が意図的に推理要素を排除しているのは明白だが、殺害の動機ぐらいはもう少しマトモなものを用意してほしかったというのが本音。結局のところ、ただの八つ当たりですからね…。

 ホラー映画ファンにとっては常識であるが、本作の殺人鬼はホッケーマスクのアイツではなく、パメラ・ボーヒーズという名のガイキチババァである。息子のジェイソン坊やを溺死させられた腹いせに、事件とは無関係なキャンプ職員を血祭りに挙げていくのだが、その狂気に満ちた演技は大迫力で、出番はクライマックスの数分だけなのにも関わらず、観ている者に強烈なインパクトを与えることに成功している。 鉈で首をかっ飛ばされる死に様も素晴らしく、ジェイソンに負けず劣らずの大活躍であった。尚、「フレディvsジェイソン」ではジェイソンの夢の中で再登場をし、その鬼母っぷりを数十年振りに披露してくれた。(って正体はフレディなんですが)

 ちなみに、本作の特殊メイクはトム・サビーニが手掛けているのだが、残念ながら見せ場が少なく不発に終わっている感が否めない。それと、セックス終了後にベットの下からナイフで咽喉を貫かれた若者役で、若き日のケビン・ベーコンが出演している。この数年後には巨大ミミズを退治し、更に数年後にはチンポ丸出しの透明人間に出世(?)していると思うと感慨深いものがあるかもしれない。

 

1作目の殺人鬼はこのババァです

 

このブッサイクなガキがジェイソン

 

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