エコエコアザラクV
MISA THE DARK ANGEL

監督:上野勝仁

脚本:七月鏡一、林宗太郎

原作:古賀新一

出演:佐伯日菜子、七海彩夏、
萩原由紀、高橋あゆみ、三輪ひとみ

ストーリー

 街中に突如出現した少女の焼死体。黒井ミサは少女の遺留品を手掛かりに聖セイレム女学院へと転入し、演劇部の合宿に参加する。だが、ミサを含む8人の少女たちは合宿所に閉じ込められてしまい、1人、また1人と無惨な死を遂げていく。三度、黒井ミサの壮絶な戦いが始まるのであった。

レビュー

 少女達がキャッキャッウフフしながら走る様をわざわざスローで長々と写したり、三輪ひとみを汚物まみれにしたりと、作り手の趣味が全面に反映されたシリーズ中で最も変態度の高い作品。メインの生徒達は演劇部という設定なのだが、劇中劇の演技がどうとか以前に、本編の演技がロクに出来ていないのは何かの冗談なのだろうか。詩的なムードを狙ったかのようなボケた映像は、ムードを盛り上げるとか以前にただひたすら見辛いだけ。劇中、黒井ミサの伯父が生徒らの演劇の台本を読んで「ヤマもオチも平凡、耽美主義に走りすぎ、毒にも薬にもならない作品だな」という評価を下すが、この評価がそのまま本編にも当てはまるのは何かの冗談なのだろうか。

 1作目と同様、結界に閉じ込められた生徒達が次々と惨殺されていくストーリー展開なのだが、恐怖シーンの演出は1、2作目とは比べ物にならないくらいキレが悪く、お世辞にも出来が良いとは言えないのが残念だ。だが、少女達のトラウマを利用した殺害方法はこれまでとは違った魅力が感じられて良かった。また、「ゾンビ4」のゾンビみたいなボロ布の集団が襲い掛かってくる展開や、そのゾンビもどきを黒井ミサがショボイ殺陣でバッサバッサと切り捨てていくシーンなど、個人的に拍手を捧げたい箇所もあったことから、変態映画の一言で片付けるには惜しい作品である。主題歌も印象的。

 

 

2代目黒井ミサは佐伯日菜子。結構ハマリ役

 

 

生徒を襲うトラウマ攻撃が秀逸。これは汚物責め

 

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