ゾンビ4

監督:クラウディオ・フラガッソ

脚本:ロッセラ・トルーディ

出演:チャック・ペイトン、キャンディス・デイリー、アレックス・マクブライド

ストーリー

 南海のとある孤島。娘を癌で失ったブードゥーの司祭は死者を蘇らせ、癌の特効薬を開発していた科学者グループを皆殺しにする。生き残ったのは1人の少女だけだった。

 それから20年後。当時生き残った少女=ジェニーと元傭兵の男ら数名がクルージングを楽しんでいた。しかし、船は自動的に20年前の惨劇の島へと向かう(何で?)。

  島へと降り立った彼らはゾンビに襲われ、今は廃墟となった病院へと向かう。同じ頃、孤島の洞窟を調査していた調査団は地獄の門を開き、新たに大量のゾンビを復活させてしまった。かくして島中にゾンビが溢れ返り、調査団は次々と餌食になる。唯一生き残ったチャックがジェニー達のグループと合流し、ゾンビ軍団と激しい死闘を繰り広げる。しかし元傭兵の男達は全滅する。

 ジェニーとチャックは地獄の門がある洞窟へと向かう。ジェニーは語る。「この魔除けのお守りを地獄の門に投げ込めばゾンビは封印されるわ!」お守りを投げ入れるジェニー。しかし効果ナシジェニーは吹き上がる爆煙に包まれゾンビと化し、チャックもまた追っ手のゾンビ集団に食い殺されるのであった。

レビュー

 「サンゲリア2」の大コケにより、崩壊寸前まで追い込まれたマカロニゾンビ映画にトドメを刺したのが本作。脈絡の無いストーリー展開に汚いだけの残酷描写、カタルシスの無い結末。まさしくマカロニゾンビ映画の集大成、言い換えればゴミの寄せ集めのような作品である。初めて本作を観たときは、あまりの出来の悪さに激しい怒りを覚えたものだが、その後、様々な自主制作の屑ゾンビ映画を観ていくうちに、本作は比較的綺麗でマトモな分別されたゴミであることが分かった。だからと言ってこの映画を褒める気はこれっぽっちもない

 念の為記しておくが、「ゾンビ4」のタイトルはDVD化された際に付けられた釣りである。元の題名は「人喰地獄 ゾンビ復活」。こちらのタイトルの方がゴミ映画らしくて良いような気もする。

 

(注) ヒロインです

 

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