レイク・オブ・ザ・デッド

監督:ジェイ・ウォールフェル

脚本:ジェイ・ウォールヘル

出演:テイタム・アデア、ティモシー・プリンドル、グレゴニー・L・ケニヨン

ストーリー

 1928年、ニューヨークの片田舎にある一つの村が水没した。それ以来、その場所にある湖では13年周期で決まって13日に人が消える怪奇現象が発生していた。男とハメ狂ってる最中に両親を死なせてしまった罪悪感に苛まれるレベッカは、幼き頃に両親と訪れたその湖へと辿り着く。そこでスタンという名の謎めいた男や、執拗に自分と接触をしたがる少女と出会う。そして13日、釣りをしていた男が忽然と姿を消した。

 湖で失踪した男の溺死体を見つけたレベッカ。その日を境に、次々と不可解な現象が起こる。溺死した釣り男は13番目の犠牲者だった。それを機に呪いが一巡し、過去の13人の犠牲者がゾンビとなり復活し、新たな13人の生贄を求めて襲い掛かってきたのだ。ゾンビによって次々と犠牲になる人々。スタンもゾンビかと思わせといて実は人間だったのだが本当はやっぱりゾンビだったようで何かどうでもよくなる

 レベッカがゾンビ集団に追い掛け回される中、例の少女が助けに現れ彼女を導く。少女は過去に湖で死んだ犠牲者の双子の妹だったのだ。そんなわけで、2人は湖の中に隠れ、事なきを得る。タイムリミットの13分が過ぎ、ゾンビ集団は次々と水を噴出し絶命する。息も絶え絶えのスタンも、レベッカに蹴り回されて湖に落ちた。家に帰るローラ、彼女はようやく罪悪感から解放されたのだった。何で?

レビュー

 「アンデッド」と同じアートポート配給のゾンビ映画とくれば、少しは期待してしまうのが腐れゾンビフリークってもの。まぁ、当然ながらその期待は余裕で打ち砕かれてしまったワケですが。ゾンビらしいゾンビが出てくるのはラストの数十分程度なので、ゾンビ映画を期待している人にとっては無駄な2時間を消費するだけである。だからと言ってミステリーやサスペンス描写を楽しめるかと聞かれれば、緊迫感も皆無で謎解きも恐ろしく稚拙。これほど観るのが苦痛だったゾンビ映画も久しぶりである。

 彼氏とのセックス中に両親を見殺しにしてしまったことをトラウマにしているヒロインというのは斬新で面白かったが、最後までその設定が全く活かされなかったのは実に勿体無い。ラスト、ヒロインは両親を見殺しにしたことを敵の男に責められるが、「私はやってない!」といきなり開き直って男をボッコボコに蹴り回す。これまで、ヒロインが罪悪感から解放されていく描写など無かったので、これじゃあ女がキチガイになったとしか思えない。この最後の展開だけはマジで意味不明。

 

水に浸かりすぎてプルップルのゾンビ

 

私はやってない!バシッバシッ

 

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