スペースバンパイア

監督:トビー・フーパー

脚本:ダン・オバノン、ドン・ジャコビー

出演:スティーヴ・レイルズバック、ピーター・ファース、マチルダ・メイ

ストーリー

 イギリスの探査船がハレー彗星に付随する宇宙船に遭遇。乗員達は宇宙船に進入し、内部で眠っていてた異性人の死骸と、全裸の人間数体を回収した。しかし数日後、探査船の乗員は全員死亡し、全裸の人間が眠るカプセルは救助隊によって地球に運び込まれた。

 カプセルで眠る全裸の女性が目を醒ます。彼女は人間の精気を吸収し、力を得ることができるスペースバンパイアだったのだ。精気を吸われた犠牲者の死体も甦り、全裸の女性と同じく精気を求めて歩き出す。

 スペースバンパイアの襲撃は続き、ついにロンドンは精気を求める犠牲者の群れで溢れかえった。上空には宇宙船が飛来して傘を広げている。全員死亡と思われていた探査船から帰還したカールセンは、かつて自分とセックスした全裸女性が犯人だと知ると、暴走を止める為に彼女と再会を果たす。そして何故か自分も全裸になり自分もろとも鉄の杭でスペースバンパイアを貫くと、2人は青白い光に包まれ空に吸い込まれた。何だかよく分からんうちに宙船は空の彼方へと飛んでいくのだった。  

レビュー

 「バタリアン」のダン・オバノンが脚本、「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパーがメガホンをとった底抜けSF超大作。一度聞いたら忘れられない、ヘンリー・マンシーニの無駄に壮大なテーマ曲で幕を開け、あとはマチルダ・メイ演じるオッパイ星人のオッパイ祭りが展開される。宇宙飛行士がオッパイ星人とセックスしてしまった所為でロンドン中が乱痴気騒ぎとなり、何だかよく分からんうちに宇宙飛行士とオッパイ星人は空に帰っていく。残された登場人物が空をポカーンと見上げ、再び壮大なテーマ曲で幕を閉じる。観客を放ったらかしにして暴走しまくる、実にトビー・フーパーらしい映画である。

 吸精鬼に精気を吸われた犠牲者はミイラ状態になって死んでしまうが、何故かその後復活し精気を求めてフラフラと歩き出す。終盤になるとコイツらが猛ダッシュで迫ってくる地獄絵図が拝めるが、その姿はどっからどう見てもゾンビそのもの。ミイラ状態で襲ってくるという設定もうっかり忘れちゃったようで、妙にフレッシュな連中が揃っているのが笑える。脚本のダン・オバノンは後に「バタリアン」を撮ることになるのだが、実は本作で既にバタリアンゾンビのプロトタイプを登場させていたのである。モア〜ブレ〜イン!

 

 

「バタリアン」INロンドン状態のクライマックス      

  

おっぱい

 

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