ミートマーケット
ゾンビ撃滅作戦

監督:ブライアン・クレメント

脚本:ブライアン・クレメント

出演:ポール・ペドロサ、クレア・ウェストビー、アリソン・テリアルト

ストーリー

 20××年。オッペンハイム博士の開発したウィルスが流出し、ゾンビが人々を襲い始めた。街は混乱状態に陥り、もはや人類滅亡かと思われたが、この緊急事態に立ち上がった奴らがいた。主役なのに影の薄いリーゼント男のシュラック、監督の嫁さんのアルジェンタ、全然可愛くないヴァンパイア3人娘、そして覆面レスラーのアズールだ。彼らは軍の地下施設にてゾンビ撃滅作戦を決行するものの、次々と現れるゾンビ集団に取り囲まれ、バンパイアの1人とアズールが犠牲になった。シュラックもゾンビに噛まれてしまったため、ゾンビ化は確実であった…。

レビュー 

 カナダのボンクラが作った自主制作映画。フルチ風の腐りきったゾンビがロメロ風の終末世界を跋扈するシチュエーションはマニアには堪らないものがあるが、大して面白くないギャグシーンや大してエロくないセックスシーンなどの無意味な挿入により、全てが台無しになってしまっている。自主映画ならではの志しの低さとも言えるが、こういった余計なシーンを除けば本作はもっと評価されるような作品になったと思う。デ・ロッシを意識した特殊メイクは中々の出来だし、ゾンビの被害にあう人々を淡々と見せる前半部分は低予算ながらも終末世界を感じさせる。少なくとも、自主制作ゾンビ映画の中では優等生の位置に立てる作品ではなかろうか…と言ってもまぁ、そのクラスは劣等生揃いなんですがね。

 それにしても覆面レスラーの自己主張の激しさはどうにかならなったのかゾンビ相手に関節技をかける姿には大笑いしたが、後半に行くに連れてコイツのキャラが次第にウザくなってきた。しかも、吹き替えで鑑賞していたので、どこぞの素人の妙なオカマ口調がやたらと耳に付いてイラつかせる。ラストで首をもぎ取られて死んでくれたのは嬉しかったが、どういうわけか続編で何食わぬ顔で登場しているではないか。おまけにDVDの特典映像では、この覆面レスラーが延々とオタク批判する毒電波が収録されている。そんなものを見て喜ぶのは本人と身内だけだろうに。

 

自主映画を感じさせない特殊メイクは見事

 

ゾンビに関節技!毒島力也以来のニューヒーロー誕生

 

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