呪怨2
ビデオオリジナル版

監督:清水崇

脚本:清水崇

出演:大家由佑子、藤井かほり、                         
齋藤繭子、柳ユーレイ、ダンカン

ストーリー

 「伽椰子」…小学校教師の小林は、大学時代に同級生だった伽椰子の息子であり、現在の教え子でもある俊雄の家を訪れた。しかし、両親はいつまで経っても帰って来ない。何者かの気配を感じ取った小林は、大学時代に伽椰子が書いていた日記帳を発見。そこに記されていたのは、伽椰子が小林に抱いていた、病的なまでの恋心。要するにストーキング記録であった。さらに2階の天井裏で、夫に惨殺された伽椰子の死体を発見。すぐさま、俊雄を連れて逃げようとするが、伽椰子の夫、剛雄から電話が入る。その内容は、小林の妻と胎内にいる赤ん坊を殺害したことを示唆するものであった。放心状態の小林に、怨霊となった伽椰子が襲い掛かる。一方、剛雄もゴミ捨て場に現れた伽椰子の怨霊に呪い殺されるのであった。

 「響子」…不動産屋を営む兄、達也に呼び出された響子。曰くつきの物件(佐伯家)を調べてほしい、という依頼であったが、霊感の強い響子はそこに足を踏み入れた途端に、只ならぬ気配を感じ取る。結局、響子の警告も虚しく、北田夫妻がそこへ引っ越してきた。響子は友人の協力により、過去に起こった惨劇の内容を知る。すぐ様、情報を伝えるために不動産屋へと赴くが、達也は不在であった。彼の住むアパートに行ってみると、息子の信之が放心状態で座っていた。この部屋は以前、剛雄が小林の妻と胎児を殺害した部屋と同室であった。過去の惨劇のフラッシュバックを目撃した響子は、何者かに取り憑かれてしまう。

 「達也」…放心状態の信之と、取り憑かれてしまった響子を実家へと預け、達也は佐伯家へと向かった。新しく入居している北田夫妻の様子を見に行くが、旦那の姿が見えない。実は今朝、妻の良美がフライパンで殴り殺していたのだ。徐々にテンパりだす良美の異変を感じた達也。逃げ出そうとするが掴まってしまい、その後行方不明となる。一方、達也の実家の方も伽耶子が襲撃。両親は殺され、響子は半狂乱になり髪の毛をブンブンと振り回していた

 「神尾」…一連の事件の繋がりを調べていた刑事の神尾。ヤバイものを感じ取った上司の飯塚は手を引けと警告するが、時既に遅し。署内に伽耶子が現れ、神尾、飯塚は呪い殺されてしまった。

 「信之」…関係者が続々と死亡、又は発狂しているというのに未だのうのうと生き残っている信之。しかし、学校での掃除中に窓から伽耶子が侵入してきた。校内を逃げ惑う信之。しかし、2人、3人と徐々に伽耶子が増殖している。外では、無数の伽耶子がゾンビよろしく窓ガラスを引っ掻いている。ついに追い詰められ、信之は伽耶子に連れて行かれてしまうのであった。

 「沙織」…やめときゃいいのに、佐伯家で肝試しを楽しむ沙織含む女子高生数名。伽耶子の魔の手はすぐそこに…

レビュー

 数ある「呪怨」シリーズの中で、最もファンを唖然とさせたのが本作である。まぁ、一番の理由は、冒頭30分まるまる前作のダイジェストだという点に尽きるだろう。しかし、それを逆手に取れば、前作を見ないでいきなり本作から見ても楽しめる、ということになる。ビデオ版のストーリーは、これさえ見れば大凡掴めてしまうので、レンタル代の節約にはなるかもしれない。

 もう1つ深刻な問題を挙げると、恐怖演出が過剰すぎて笑いを誘ってしまうという点。そもそも、前作の最恐シーン(階段降り)を冒頭部分に流してしまったので、観客はその先何が起きても大して驚かなくなってしまうのだ。スタッフもそれは十分承知していたのか、如何に伽耶子を神出鬼没に登場させるか、という点に終始してしまった感がある。天井に出現する伽耶子の巨大な顔面を初め、ベンチの下から相手の股間見上げて飛び出す伽耶子、四つん這いになってゴキブリみたいにカサカサと動き回る伽耶子、そしてクライマックスの伽耶子大増殖。ここまでくると完全にコントであるさすがはサム・ライミを唸らせた男、清水崇。ホラーとコメディ、その境界線は極めて曖昧だということに、改めて気付かされてしまった。

 

股の間から登場する伽耶子。ごめん、爆笑した

 

「ドーン・オブ・ザ・伽耶子」状態のクライマックス

 

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