学校の怪談3

監督:金子修介

脚本:しまだみちる、金子修介

主演:黒木瞳、佐戸井けん太、野田秀樹、前田亜季、
米澤史織、吉澤拓真、山田一統、
豊永利行、野口由佳、ヒガタケル

ストーリー

 槙町小学校の運動会当日。ひょんなことから鏡の世界に閉じ込められた生徒達がオバケ連中に追い掛け回されるが、元凶の幽霊と仲良しさんになって全てが丸く収まる

  レビュー

 自らの“美少女好き”を自認する金子修介が唯一、メガホンをとったシリーズ第3弾である。そのせいか、主演の少女達をカメラで舐め回すような変態ショットが異常に多く、その筋の人達には色々と堪らないものがあるかもしれない(知らんが)。

 また、怪獣映画を多く手掛ける金子監督の作風が生かされたのか、話のスケールがやたらとデカイのも特徴か。これまでオバケが出るのは学校内に限定されていたが、本作では“鏡の中の世界”ということで、街全体が怪奇現象に包まれる。ただ、その所為で前作前々作の大きな特徴だったノスタルジーは完全に消え失せてしまい、監督の好きな美少女と怪獣だけがポツンと残されてしまった印象を受ける。まぁ、両方とも大好きな人にとっては最高の映画なのかもしれないが…

 前作の時点で既にネタ切れ感のあったオバケ連中だが、本作ではもう無惨なものである。「テケテケ」はいい加減マンネリ気味だし、類似品の「シャカシャカ」は見事にスベってる。コピー用紙が束になって襲ってくる「百枚オバケ」、運動会の大玉に牙を生やしただけ「大玉」など、完全オリジナルの割にはちっとも工夫が感じられないやっつけ具合が何とも…。恒例のラスボス戦は何と恐竜。これには心底ガッカリである。唯一、良かったと言えるのは刃物を振り回す「ノッペラ坊」。こいつらだけは明らかに殺意を持って子供達を襲っていたのが衝撃的だった。ここまで猟奇的なオバケは恐らくシリーズ初だろう。 そう言えばバスの中でゾンビの集団も登場していたが、子供達が内臓を引きずりだされて悶え死ぬような描写は当然無いので、ゾンビ好きは決して変な期待は抱かぬように。

        

あー怖い怖い

 

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