ビヨンド

監督:ルチオ・フルチ

脚本:ルチオ・フルチ

出演:カトリオーナ・マッコール、デヴィッド・ウォーベック、サラ・ケラー

ストーリー

 1927年ルイジアナ。冥界と現世をつなぐ七つの門を開けようとした画家が町民のリンチに遭い、ホテルの地下の壁に生き埋めにされた。50数年後、その屋敷を相続してこの地にやってきたライザはホテル営業を再開しようとするが…。

レビュー

 ルチオ・フルチの地獄の門シリーズ第2弾。基本的なストーリーは「地獄の門」とほぼ一緒。つまりストーリーなんてものは無い地獄の門が開いたことにより、病院に来た女は降ってきた硫酸を顔面から浴び、盲目の女は盲導犬に咬み殺され、建築家の男は図書館でタランチュラに食い殺されるのである。不条理な映像の洪水に酔いしれるか、怒りを覚えるか人それぞれだと思うが、少なくとも私は傑作であると断言したい。

 救いのない残酷ショーに華を添えているのがルチオ・フルチ映画ではお馴染みのファビオ・フリッツィのBGMである。エンドクレジットに流れる女性コーラスを交えたスコアは、聞くだけで地獄にいることを体感できてしまうような、妖しい魅力に溢れている。現在サントラは入手困難だが、パイオニアから発売された日本版DVDには特典でサントラが聴けたりする。なかなか粋な計らいであるといえよう。

 

少女ゾンビ頭部大破壊の図

 

 

ラスト、主人公らが辿り着いた先は…

 

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