悪魔のいけにえ２ 監督：トビー･フーパー 脚本：Ｌ･Ｍ･キットカーソン 出演：デニス･ホッパー、キャロライン･ウィリアムス、ビル･ジョンソン ストーリー 　テキサスで起きたチェーンソー大虐殺事件から１２年後。レザーフェイスを含む殺人一家は依然として殺戮を続けており、人肉をステーキにしてボロ儲けする愉快な毎日を送っていた。ある日、ラジオ局に勤めるストレッチは、レザーフェイスがヤッピー達をチェーンソーで惨殺する様子を偶然録音してしまった。甥を殺人一家に惨殺され、復讐に燃える保安官のレフティは、そのテープをラジオで流し、殺人一家を誘き寄せる計画を提案する。ラジオから流れるテープを聞いた殺人一家のチョップは、レザーフェイスと共にラジオ局を襲撃しようとしていた…。　 レビュー 　とにかくチェーンソー、チェーンソーのチェーンソー祭りな映画。レザーフェイスが、保安官が、そしてセクシーな姉ちゃんまでもがチェーンソーを振り回す。前作では極力抑えられていた流血描写だが、今作では冒頭でいきなりヤッピーの頭がチェーンソーでガリガリと切り落とされ、血がビュービュー噴出すハイテンションっぷり。気合の入った特殊メイクを手がけたのは皆さん御存知のトム・サビーニ先生。相変わらずイイ仕事してますね。 　前作のシャレにならないブッ飛んだ怖さは影を潜めたが、今回はフーパー本人が前作を思いっきり茶化すという禁じ手を使い、登場人物のイカレ具合は大幅に増加。前作でもギャグ寸前だった殺人一家のやり取りは完全にコントの域に達しているし、レザーフェイスを追うデニス・ホッパー演じる保安官も、甥の仇討ちに燃える正義のヒーローというよりはレザーフェイスと同等のキチガイにしか見えないのが笑える。特に、殺人一家のアジト侵入後に見られるコイツのはしゃぎっぷりは尋常ではなく、むやみやたらにチェーンソーを振り回して破壊行為を繰り返し、レザーフェイスに追われているストレッチの逃げ道を塞いで完全に楽しんでいた。お前はどっちの味方だ。

 

夢のチェーンソー２刀流。保安官というよりも単なるキチガイ

 

ぶい〜んくぁｗせｄｒｆｔｇふじこｌｐ；〜〜