テキサス・チェーンソー

監督:マーカス・二スペル

脚本:スコット・コーサー 

出演:ジェシカ・ビール、エリック・バルフォー、
ジョナサン・タッカー、エリカ・リーセン、
マイク・ヴォゲル、アンドリュー・ブリアーニスキー

ストーリー

 1973年8月18日テキサス。魂までが腐りそうな蒸し暑い1日…。気の合う仲間5人とドライブに出かけたエリンは放心状態の少女を道端で拾った。どこまでも続く荒涼とした風景を進むうち、ある標識を見た少女は「あそこには連れ戻さないで」と叫び、突然錯乱状態に陥る、血塗れになるワゴン車。待ち受ける怪しげな家族。荒れ果てたハイウェイの廃墟で起こる想像を絶する狂気と惨劇とは…。血の臭いと共に若き男女の5人は、未曾有の恐怖に踏み込んでいった。唸るチェーンソー、殺人鬼レザーフェイスが、どこまでも…。

 レビュー 

 キチガイ映画の大傑作「悪魔のいけにえ」のリメイクである。舞台を現代に移して再構築をした「ドーン・オブ・ザ・デッド」とは異なり、本作はオリジナル版の時代設定をそのまま継承し、登場人物と殺人一家の家族構成が違うことを除けば、それほど大胆なリブートは無されていない。しかし、演出レベルはそれこそ天と地の差があり、何より致命的なのが「悪魔のいけにえ」の特徴にして最大の魅力であったドキュメンタリーテイストのタッチが皆無となり、淡々と進行していたオリジナル版よりも、やたらと大袈裟すぎる演出が多いという点。それ以外にも、殺人一家のガキが実はイイ奴逃亡の手助けをするという生ヌルイ展開や、赤の他人の赤ん坊を救出するためだけに殺人一家の拠点に果敢に侵入するヒロインなど、妙にアメリカンライクな偽善者的演出がやたらと鼻に付く。そして、何よりヒロインが発狂しない。これは大減点である。唯一、良かったといえるのは、アーメイ演じる鬼畜保安官のシゴキぐらいなものか。あの不条理な暴力の嵐こそ、「悪魔のいけにえ」らしさであると言える。尚、本作は2003年のゴールデン・ラズベリー賞の「ワーストリメイク続編賞」にノミネートされた。だからヤメとけと言ったんだ!

 

超鬼畜系保安官。「悪魔のいけにえ2」の保安官とイイ勝負

 

糞ガキ空気読め

 

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