炎の少女チャーリー
REBORN

監督:ロバート・イスコブ

脚本:フィリップ・アイズナー

出演:マーガリート・モロー、マルコム・マクダウェル、
デニス・ホッパー、ダニー・ヌッチ

ストーリー

 念力発火能力を持つチャーリーは、自分の特殊能力の秘密を探るべく、両親が参加していた研究所を訪れる。兵器としてチャーリーを利用しようと画策する秘密組織のボス、レインバードは超能力者たちを使って捕獲しようとするが…。

レビュー

 ヤク中寸前だった9歳のドリュー・バリモアのあどけない可愛さと、糸で吊った炎の玉が強烈なインパクトを放つ「炎の少女チャーリー」の続編。全4話のTVムービーであるが、マルコム・マクダウェルやデニス・ホッパーといった名優の出演や、ド派手な爆発シーンが満載の本作は映画に引けを取らない豪華さだ。ストーリーはキングの手を離れてしまっているが、原作から違和感なく話が続いていると思うし、何よりキング作品は映画よりもドラマの方が出来が良いという法則通り、サスペンス部分が壊滅的に駄目だった前作に比べたら本作の方が断然面白い。

 「キャリー」は念動能力(テレキネシス)に目覚めた少女の話だったが、本作は念力発火能力(パイロキネシス)を持つ少女チャーリーの話。幼い頃から両親に能力を自制する術を教わってきたが、感情が高ぶるとそこら中を火の海にしてしまうのは相変わらず。前作から10年が経過し、19歳となったチャーリーにも当然セックスする機会が訪れるが、困ったことに前戯の段階で能力が暴走して周囲の物を燃やしてしまう。男からしてみれば、寸止めを食らった挙句に下手したら焼死してしまうのだから恐ろしい話である。この“挿入直前に周りが燃えて大騒ぎ!”な展開は無駄に劇中で2回もあるので、いっそのことタイトルは「炎の処女チャーリー」にしてしまった方が良かったのではないかと思う(良いわけがない)。

 政府の秘密組織は、チャーリーを捕らえる為に超能力を持つ子供たちを刺客として送り込むのだが、相手の体を思い通りに動かせるガキや、口からアラレちゃんばりに衝撃波を放つガキ、炎を吸い取る最強のガキなど、個性的な能力者が揃っているのが面白く、こいつらとチャーリーの対決は「XMEN」でも見ているかのようなケレン味に溢れていて映画を盛り上げてくれる。前作を見てガックリ膝を落とした原作ファンには是非ともオススメしたい作品だ。

 

セックスしようとしたら部屋が黒焦げになって呆然の図

 

X-MENな子供たちがチャーリーと超能力バトル

 

 

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