ザ・ピラニア

監督:スコット・レヴィ

脚本:アレックス・サイモン

製作総指揮:ロジャー・コーマン

出演:アレクサンドラ・ポール、ウィリアム・カット、
ダーリン・カー、ジェームズ・カレン      

ストーリー

 ベトナム戦争用に極秘開発されたバイオ兵器=ピラニア。淡水、海水、熱水、冷水、何処でも生育可能。僅か19秒で獲物を骨のみにする破壊力を持つこの怪物が眠る研究施設のプールを訪れたカップルが無残に食い殺された。事件を調べる事になったマギーは施設に潜入、プールの水を放水してしまう。河に放たれたピラニアの群れ!ヤツラは下流で水遊びを楽しむ人々を食い尽くすべく猛然と泳ぎだす。自分の失態に気付いたマギーはなんとかこの事態を人々に知らせるべく河を下る。しかし、湖は既に大流血に赤く染まっていた―。

レビュー

 「ジョーズ」の便乗映画だったジョー・ダンテの「ピラニア」をリメイクした作品(実はアジャの「ピラニア3D」は2度目のリメイクになる)。軍の研究所でイチャついていたバカップルが突然行方不明になり、その謎を女探偵と山男が追う…というオリジナルまんまのストーリーは、その後の展開から結末に至るまでリメイクした意味が無いくらいに一緒。女探偵の余計な行動で犠牲者が大幅に増える展開も一緒なら、山男が平然と川に猛毒を垂れ流してピラニアを一掃するラストも一緒。しかも予算が無かったのか、ピラニアが襲撃するシーンのフィルムをオリジナルから大量に流用するという超斬新かつ大胆過ぎる暴挙に出た結果、黒ビキニの女が川に飛び込んだと思ったら、水中のピラニア目線のアングルになった瞬間水色ビキニに変わるという怪奇現象の起こる世にも奇妙なリメイクになってしまっている。

 だが、ピラニアに食い殺された犠牲者の特殊メイクはオリジナルから大幅に進歩しており、釣りをしていた男の両足が骨だけを残して食い散らかしたチキチキボーンみたいになっている様や、主人公が川に毒液を流す為、水中のバルブを捻っている最中にピラニアの大群に顔やら体やらをパクパクつまみ食いされているシーンなどは、痛みが伝わってくる程に良く出来ていた。オリジナルを未見で、ピラニア襲撃シーンで急にフィルムの質感が変わるのを許容できる奇特な人ならば、それなりに楽しめる作品である。

 

ピラニア映画の醍醐味は犠牲者のグロ描写にあり

 

あとエロ!エロも欠かせない!

 

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