ハロウィンH20

監督:スティーヴ・マイナー

脚本:ロバート・ザッピア、マット・グリーンバーグ

出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジョシュ・ハートネット、
アダム・アーキン、ミシェル・ウィリアムズ、LL・クール・J

ストーリー

 20年前のハロウィン殺人事件の唯一の生存者ローリー・ストリードは、今も実の兄である殺人鬼マイケル・マイヤーズの影に怯えていた。彼女は自分の事故死を擬装し、ケリー・テイトという偽名を使い全寮制の私立高校の校長として、17歳の1人息子ジョンとともに暮らしていた。そんな彼女のもとに再び過去の復讐に燃えるマイケルが舞い戻ってきた!17歳を迎えたジョンを狙って学園に侵入したマイケルは、ジョンのガールフレンドや友人を巻き込んで無差別大量殺人を繰り広げていく。最初の惨劇から20年後のハロウィンの夜、ついにローリーは息子を守るため、そして過去の忌まわしい恐怖と決別するため、1人マイケルに戦いを挑む!

レビュー

 4作目で交通事故で死んだとされていたローリーが、実は名前を変えて20年間ひっそりと暮らしていたという衝撃の事実が明らかになるシリーズ7作目。このままでは母親に育児放棄を食らった挙句、最終的にマイケルに惨殺された娘・ジェイミーの立場が無いが、どうやら制作陣は4作目〜6作目を黒歴史認定したらしく、ローリーの娘の存在について本作で語られることは無い。ひっそりと暮らしてた割には高校の校長という立派な仕事に就いていて、17歳になる息子と一緒に暮らしているようだが、やはり事件のトラウマが拭えないのか、ハロウィンに友人と楽しく外出する息子の姿を発見するや否や、人目もはばからずに道端で怒鳴り散らすヒステリーババアとしてシリーズに返り咲く。

 過保護な親に悩まされるジョンと友人らを中心とした前半はド定番なティーンホラーで退屈を強いられることになるが、息子を逃がして1人校内に残るローリーがマイケルとガチンコ対決をかます終盤で物語は異様な盛り上がりを見せる。息子が襲撃されたことで覚醒したローリーは、まるで「エイリアン2」のリプリーを見ているかのよう。斧で切りかかり、包丁を投げまくり、隠れた場所から不意討ちかましてメッタ刺し!弱ってる相手を容赦なく車で跳ね飛ばし、最後はどう見ても観念して助けを求めてるマイケルを首チョンパ!変態兄貴との対決に、見事終止符を打つことに成功するのだ(この時点では)。

 意外と出演者が豪華なのも本作の見所で、ローリーの息子役は本作が映画デビューとなるジョシュ・ハートネット、自作の官能小説を夜な夜な彼女に披露してるバカ警備員を演じてるのはLL・クール・J、そしてローリーに何やら不吉な忠告をする秘書の婆さんは何とジェイミー・リー・カーティスの実の母親にして傑作「サイコ」の絶叫女優であるジャネット・リー様である。なお、監督は「13金」の続編でスラッシャー慣れしているスティーヴ・マイナーなので、ゴアなシーンもバッチリ。スプラッターファン安心の佳作である。

 

ジョシュ・ハートネットが若い!

 

終盤は見所満載だけど、やってることはただの野蛮な兄妹喧嘩

 

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