サバイバル・オブ・ザ・デッド

監督:アンドレアス・シュナース

脚本:テッド・ゲオガーガン

出演: ジョセフ・ザソ、フレッシャー・ローズ、
ブレンダ・アバンダンドロ、ジョセフ・M・ラグナー

ストーリー

 西暦1002年ルーマニア。数多くの殺戮を行った北の蛮人ニコスが村人たちの手で処刑された。ニコスは死際に「必ず甦って復讐してやる!」という言葉を残し、黒い騎士の服装のまま身体を焼かれた。時は経ち、現代のニューヨーク。美術展で“ルーマニアの恐怖”と題された展示会が開かれていた。大学で教師をしているフランクとサンドラは生徒たちを連れて、展示会を訪れていた。客の中には美術品を盗む泥棒もいた。しかし、警備員に見つかってしまい激しい銃撃戦の末、両者共死亡してしまう。2人が血だらけで倒れ込んだ所はニコスの仮面が展示してあるところだった。血を浴びた仮面からなんとニコスが復活した。開場内の人々は次々にニコスに殺される。脱出したフランクたちを追って、ニコスも街に出てゆくのだった。街中はパニックに陥ってしまった。

レビュー

 「悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト」のアンドレアス・シュナースの相変わらずチープで下劣なスプラッターをJVDがこの邦題でリリース。鉄仮面とか忍者とかゾンビとか内臓とかおっぱいとか、まぁ、早い話がいつも通りの映画であり、ストーリーの整合性は二の次でゴアシーンさえ見られればバッチOKという奇特な人には十分に楽しめる作品である。

 「〜オブザデッド」の邦題でありながら、出てくるゾンビが1体のみというのはJVDこの野郎といった感じであるが、この映画はあくまで鉄仮面の殺人鬼・ニコス様の残虐非道で全くキレの無い殺戮シーンを楽しむ為の映画である。軽そうな素材で作られている大剣で簡単に首チョンパ、弱そうなパンチで胴体貫通、腕を軽く引っ張っただけで肩からブチブチと腕をブッこ抜かれる犠牲者、更にはシャワー中の全裸女性を後ろから鷲掴みにするエロスなシーンや、殺戮をした後に時折見せるポケモンゲットだぜみたいな脱力気味な決めポーズもあり、何だかニコス役の俳優は楽しそうだなぁ…と思っていたら、演じていたのは監督のシュナース自身でした。まさか1時間40分に渡る壮大な公開オナニーだったとは…。

 学生グループを主人公にしたティーンホラーと思わせといて、結局学生は物語の途中であっさりと全滅するという、観客を欺く超高等なテクニック(んなワケない)があり、ニコスがNYの街に繰り出す終盤の展開はあまりにカオスでもはや前衛芸術の域。ビデオショップに入ったニコスがウインドウに陳列されたDVD4本にパワーを送ると、ゾンビ、悪魔、忍者、ヒットラーの4大バカが実体化して現れる。そこでコイツらが大暴れするのかと思いきや、ヒットラーがニコスに対して「主は俺だ!俺に命令すんな!」とまさかの下剋上。怒ったニコスはヒットラーの体を超能力で木端微塵に粉砕。そこへ、ヒットラーの付き人らしき女性が突然走ってきて「貴方が新しい主ね!」とニコスにフェラチオをかまそうとした矢先に首をヘシ折られて死亡。一体、この一連の流れに何の意味があったのか永遠の謎である。その後、今まで逃げ回っていた大学教師のヒロインがゴミ箱の蓋を投げて忍者の首をチョンパ。無敵のニコス様も仮面を剥ぎ取られて壁にガンガンと叩きつけられただけで昇天し、オナニーは終焉を迎える。

 

ホント、こんなシーンばっかの映画です

 

シュナース映画だよ、全員集合!

 

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