女子高生vs狼男

監督:ブレントン・スペンサー

脚本:ジョン・シェパード

出演: ニーナ・ドブレフ、ピーター・ステッビングス、 ケビン・ソーボ、スペンサー・ヴァン・ウィック

ストーリー

 閑静な住宅地に住む女子高生ローレン。彼女の生活は謎の男ジャレドが隣に越してきたことで一変する。ある日、美女連続失踪事件が発生する。その女性は発見前夜ジャレドが自宅に連れ込んだ女性だった。その後も美しい女たちを連れ込むジャレドと、それに合せたように発見される変死体。ジャレドを怪しみ監視を始めるローレンは、あることに気付く。彼の満月の夜の奇行。毛に覆われた手の平。驚異的な視力。異常なまでの火への恐怖。それらは全て、狼男の伝説に合致していた。そして、ジャレドの家に侵入したローレンは、遂にその正体を突き止めたのだが…。

レビュー

 ジャケットでは制服姿に銃を構えたセーラー服の女子高生が華麗にパンチラしているが、アルバトロス配給なので本編ではセーラー服など1度も着ない。だが、タイトルに嘘偽りはなく、女子高生と狼男がちゃんと戦ってくれるのでそれほど怒りも沸いてこない。それに、得体の知れないビデオ撮りの自主製作映画などでは無く、カナダで制作されたTVムービーなので作品の出来としては平均クラス。肩の力を抜いて安心して観られる映画になっているが、カナダのお茶の間に流れていた作品なので当然ながらゴア描写なんてものは無い。

 ヒロインの戦う女子高生・ローレンが、こんな映画に出ている場合じゃ無いくらいメチャクチャ可愛いのも好印象で、この映画の9割は彼女の魅力で持っていると言っても過言では無いだろう。一方、隣に暮らす狼男だが、普段はチョイ悪オヤジ風のオッサンで、ヒロインが劇中で脱がない代わりにこのオッサンがシャワーシーンで全裸になってくれたりもする。狼男がCGでは無く着ぐるみを使用しているのも微笑ましく、木に登っている標的を落とそうと全身でドーンと体当たりするシーンはヒロインとはまた違ったベクトルで可愛らしい

 隣に引っ越してきた怪しいオッサンを狼男だと見抜いたヒロインが、自分の身を守る為にインターネット検索で得た知識をフル活用して戦いに挑んでいく展開は面白く、家にある銀製品を掻き集めてボーガンで完全武装するクライマックスはかなり燃える。登場人物も個性的で、やらせ珍獣ハント番組に出演しているヘタレのハンターや、ヒロインに想いを寄せるお調子者の男、口のきき方を知らない超生意気な弟などがストーリーを盛り上げている。基本的には「フライトナイト」の吸血鬼を狼男に変えただけの工夫の無い話であるが、本家に負けず劣らずの佳作であるといえよう。

 

  

女子高生ローレン役の女の子がメチャクチャ可愛い

 

着ぐるみの狼男もメチャクチャ可愛い

 

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