昭和歌謡大全集

監督:篠原哲雄

脚本:大森寿美男

原作:村上龍

出演:松田龍平、岸本加世子、池内博之、
斉藤陽一郎、鈴木砂羽、市川美和子、古田新田

ストーリー

 事の発端はささいな行き違いだった。それまで何の接点もなかった6人の少年たちと6人のおばさんたち。睡眠不足の昼下がり、ひとつの歯車の狂いが人生に大きな転機をもたらす。ひとりの少年がひとりのおばさんの喉に突き立てた1本のナイフ。復讐はさらなる復讐を呼び、殺し合いは続いてゆく。そして少年とおばさんのプライドをかけた殺し合いは、いつしか『戦争』に発展していった!

レビュー

 ガキvsおばさんの血で血を洗う壮絶なバトルロワイアル。こんな内容なのに何でタイトルが“昭和歌謡大全集”なのか。昭和を生きた人間ではない私には到底理解出来るものではないが、こういう狂ったセンスの映画は個人的に大好きだ。とりあえず、「ALWAYS 三丁目の夕日」を観て「感動した!昭和って超ノスタルジーじゃね?」とか知ったかぶっコイてるギャルどもに是非とも観せてやりたい映画である。そんなギャルがいるかどうかは知らんけど。

 物語は1人の中年女性が少年にナイフで刺殺されるところから始まる。彼女の友人らは仇を討つ為に復讐を決意し、ダスキンモップと包丁で簡易槍を作成し、それを持ってスクーターで特攻を仕掛けるというアルジェントもびっくりの殺害方法でリベンジを果たす。立ちションの最中に襲われた少年は首から鮮血、チンポコから小便を撒き散らして死に至るわけだが、今度は少年の仲間たちが黙っていなかった。彼らは怪しい金物屋でトカレフ拳銃を調達し、おばさんの1人の脳天を撃ち抜く。怒りに燃えるおばさん軍団は、富士山麓のバーで出会った軍人のおっさんからロケットランチャーを譲り受け、夜空の下でバカみたいに踊り狂っている少年グループに向かって発射。復讐は終わったかに見えたが、唯一生き延びた少年がなんと原爆を自作し、東京のド真ん中に投下。おばさん軍団は勿論のこと、関係の無い大勢の人を巻き込んで物語はいきなり幕を閉じる。この映画の伝えたいテーマがサッパリ分からない

 主軸となるバイオレンスな内容も去ることながら、自縛霊と会話の出来る電波女(市川美和子)が脇役のくせに強烈なインパクトを放っていたり、樋口可南子の自慰シーン、岸本加世子のヌード(ピップエレキバン付き)など、色々な意味で目の離せない2時間となっている。一応、「バトル・ロワイアル」と同じR−15指定作品になってるが、あちらよりもよっぽどヤバイ内容な気がするのは私だけだろうか。

 

 

  通り魔にあったおばさん。仲間たちは復讐を決意     ざまあみろ!小便を放ちながら息絶える糞ガキ

 

 

  復讐は終わらない…ロケットランチャー発射!     ラストはガキ軍団の1人が原爆を投下。やりすぎだろ!

 

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