エコエコアザラク
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監督:太一

脚本:天野裕充、太一

原作:古賀新一

出演:近野成美、伊藤裕子、虎牙光揮、
柳沢なな、梅澤詩音

ストーリー

 雲ひとつない空から突如、巨大な雹が降り続けた…。1年前、多くの犠牲者を出した謎の事故の真実を追って、ジャーナリストの隆が田園風景広がる、この町にやってきた。ちょうど同じ頃、セーラー服に身を包んだ美少女がこの地を訪れていた。彼女の名前は黒井ミサ。とある黒魔術教団に所属する彼女は、“破壊の悪魔・エゼキエル”の復活を予言するリーダーの使命を受け、この町にやってきたのだ。悪魔の力を察知するペンダントを使い、エゼキエルの居所を探す彼女の前に、天真爛漫な少女・冴子が現れる。彼女が働く施設には礼拝堂があり、そこにはシスターの梢と孤児の少年ワタルが暮らしていた。やがて、調査中のミサは隆と出会い、事故の真相を探る2人は協力し合うことになる。その事故によって、施設の神父とカリスマ・モデルが命を落としたこと。さらに、重傷後に行方不明になったフォトグラファーがいること。唯一の手がかりとなるのは、大惨事の瞬間を捉えた写真。そこには謎の少女が写り込んでいた。

レビュー

 5年ぶりに帰ってきた「エコエコアザラク」であるが、今回は今までのシリーズとは趣向をガラっと変え、好き嫌いがハッキリと分かれるであろう非常にクセのある作品となっている。比較的、登場人物の台詞で物語の背景を語らせることの多かったこのシリーズだが、本作はとにかく映像美を優先させ、劇中随所に絵画のようなキメのショットが見受けられる。そのせいで、全編に渡って異常なまでの説明不足が目立ち、はっきり言って一度観ただけでは事件の全容を掴むことは不可能。出演者の台詞も極端に少ない上、いざ口を開いても、どいつもこいつも「腹式呼吸?何それ?」といった感じのボソボソ喋りを連発してくれるので、映画として重大な過ちを犯している気がしないでもない。

 本作で5代目ミサを演じた近野成美だが、怪しげな結界を張っている所を思いっきり通行人に目撃されたり、道で派手にすっ転んでカバンの中身(蝋燭やナイフ、猿の首)を道路にぶちまけたりと、これまでのダークで殺伐としたミサとは一味違う、どこか間の抜けた天然っぽいミサを好演している。

 

 

5代目ミサは近野成美。今までと比べたら明るい感じ

 

 

破壊の悪魔エゼキエルのVFXはいまひとつ

 

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