バイオハザード2034 

監督:エド・エヴァース・スウィンデル

脚本:エド・エヴァース・スウィンデル

出演:ロス・エヴィソン、サイモン・エヴィソン、
マルコム・レーバン、スーザン・ライリー

ストーリー

 西暦2009年、突如万延した謎のウィルスにより、壊滅状態に陥った地球。人類は地下深くに巨大都市を作り上げ、そこでの生活を余儀なくされていた。そして2034年。地上の探索に出かけた調査団が失踪を遂げてしまう。彼らの救出という任務を授かった治安部隊の女性少佐サッシュは、かつての同僚で優秀なパイロットだったロキをはじめ、5人のメンバーと共にリ上へ向かった。しかし、彼女がそこで目にしたのはウィルスが引き起こした恐るべき光景だった。体内に注射したワクチンの効力は48時間。彼女と隊員達は、すべての謎を解き明かし、無事に生還することができるのか?

レビュー

 いつの間にか公開されていた大人気シリーズの2034作目(嘘)。DVDのジャケットには黒タンクトップ姿で拳銃を握ったミラジョボ風の金髪姉さんが勇ましく描かれているが、実際に本編に出てきたのはどっかで清掃員やってそうなオバちゃんでした。この時点で初代バイオのケルベロス初遭遇時級の衝撃を受けることは必至だが、それ以上に衝撃的なのが意外と中身が面白いという事実である。

 低予算、それも自主制作に近い近未来SF映画には悲惨な出来の作品が多いが、本作は予算の低さを小気味良いアクションシーンの数々で見事にカバーしている。「リベリオン」のガン・カタを意識したであろうガンアクションでテロリストと対峙する前半は見応えがあるし、ワラワラ涌き出るゾンビ達をゲーム感覚でガンガンと撃ち殺す終盤の展開は本家の「バイオハザード」に勝るとも劣らない爽快感を感じさせる。むしろ、ゾンビが女性隊員の内臓を食らうゴアシーンをしっかりと描写している分、本家よりも見所のある作品といえる。あと、死体から奪ったサングラスをかけてニヤリとした後に、速攻でゾンビにパクられる寒いシーンがあるが、もしかしたら「VERSUS」も参考にしたのかもしれない。

 俳優は揃いも揃って貧乏臭い顔をしてるし、いいオトナ達が廃墟でオモチャの銃を持って走り回ってる姿は見ていて切なくなるモノもあるが、前述したテンポ良いアクションや「新ゾンビ」の戦車vsゾンビもかくやの戦闘機vsゾンビがあったりと、色々と見応えのある作品である。

 

 

チクショウ…ジャケットと全然別人じゃんかよ…

 

 

分かり辛いが戦闘機でゾンビを掃討しているシーン

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送