ゾンビ・オブ・ザ・デッド3
エボリューションキング

監督:岡崎善之

脚本:岡崎善之

出演:椎名愛、夏井亜美、児玉安男、ホリケン。

ストーリー

 緑川産婦人科。ここでは以前、新薬“エボリュ−ション”の開発に失敗した院長が自殺をする事件があった。病院を引き継いた長男の拓氏とその娘であるルリ子はある日、弟である蓮と助手の成美に、父の“エボリューション”の実験をしたいので病院を貸してほしい、と申し出を受ける。この薬が人間をゾンビ化させる悪魔の薬であることを知っていた拓氏は猛烈に反対するが、蓮は拓氏の愛人を拉致して実験台にしてしまう。しかし、裏で糸を引いていたのは成美の方だった。成美は更に強力な“エボリューションキング”を完成させ、自分の命令を忠実にきく最強のゾンビを誕生させていたのだ。手始めに蓮をゾンビに殺させ、ついには病院内にゾンビを解き放つ。特にこれといった抵抗もせず、拓氏とルリ子は食い殺されてしまうのだった。

レビュー

 馬から落ちて落馬」「腹痛で腹が痛い」シリーズ、堂々の3作目。何をトチ狂ったのかJVD、今回は何と自社製の邦画である。別に作るのは自由だが、「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」の名を冠した意図がサッパリ読めない。喜んで地雷原をスキップする私のような人間をターゲットにしているのだとしたら、恐ろしく狭いターゲット層である。

 期待したところで監督は「悪魔のえじき サードバイブレーション」の岡崎善之。面白いワケがない。相変わらずボロボロの演技の役者がボロボロの物語の中で安い濡れ場を披露し、最後は血糊をチョコっと流して死んでいく。本当にそれだけの映画である。1匹目のゾンビが登場するのは物語も終盤に差し掛かった頃であり、それまではAVを借りられない中坊が喜びそうなSEXシーンと、高校の文化祭で空回りするお笑い研究会のようなダダ滑りコントが延々と続く。ようやくゾンビが登場したところでその数は僅か6匹。人肉を食い千切ることもなく、臓物を引き摺りだすこともなく、ゾロゾロと歩いていって登場人物を適当に押し倒して映画は終わるのである。

 そういえば、以前JVDのブログで本作のゾンビ役を募集しているのを見たが、これを見る限りでは全然集まらなかったようだ。それと、椎名愛が登場する場面で頻繁に流れる音楽が「ショーン・オブ・ザ・デッド」のOP曲「THE BLUE WRATH」の丸パクリで笑えた。印象に残ったのはソコだけ。

 

 

終始滑りっ放しのコント。見続けるのは拷問に等しい

 

ゾンビはコレだけ。JVDクオリティ、尚も健在

 

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