クライモリ
デッド・エンド

監督:ジョー・リンチ

脚本:テューリ・メイヤー、アル・セプティエン

出演:エリカ・リーセン、ヘンリー・ロリンズ、
テキサス・バトル、キンバリー・コールドウェル

ストーリー

 5日間のサバイバル・ゲームで勝ち抜くと賞金10万ドルというTV番組の撮影で、“アポカリプス(=黙示録)”と称する森の中に選ばれた若者たち6人が集合する。キンバリーもそれに参加するため森へ向けて車を走らせていたその時、突然何者かが飛び出してきたため、ブレーキをかける間もなく轢いてしまった。キンバリーは生存を確かめるため、倒れた男に恐る恐る顔を近づけると…その男に一瞬にして噛み付かれ、さらには森の中から出てきたもう一人に、斧でカラダを縦に真っ二つに切り裂かれた。そう、この森は人喰い一家の棲む森だった。ゲームの参加者達は、何も知らないままその森へと入っていく…。

レビュー

  森で仲良く暮らす奇形3兄弟がジェットストリームアタックで若者を殺戮していた前作から更にバージョンアップし、実はビッグダディもかくやの大家族だった奇形たちが、自分たちの住処でTV企画の生ヌルいデスゲームごっこをしているボンクラどもにマジもんのサバゲーをふっかける衝撃作。普通のスラッシャー映画ならネタがマンネリ化してきた6作目ぐらいで導入してくるであろうネタを、いきなり2作目にぶっこんで来る辺りにこの映画の破天荒さがよく分かるが、ゴア描写に関しても前作以上にぶっ飛んだモノが多く、襲われた女性が綺麗に縦割りにされて右半身と左半身をそれぞれ奇形にテイクアウトされるオープニングで早々に度肝を抜かれることになる。

 サバゲーに参加してる連中も、肩を壊して引退したフットボーラーから有名になる為なら枕営業上等のビッチ、イラクに従軍していた兵士に、リスカ常習のメンヘラ女などなど個性的なメンバーが揃っている。誰がどう考えても主人公である女性スタッフが中盤で死ぬのも意外性があって面白く、誰が最後まで生き残るかを予想しながら鑑賞するのも楽しいだろう。また、その中で奇形家族をも食ってしまう個性の強さを放っているのが、番組MCを担当している元グリーンベレーの大佐で、持ち前の肉体と戦術で次々と奇形どもを葬り続ける様は、他のスラッシャー映画とは一味違うカタルシスがある。もっと活躍を見たかっただけに、終盤で退場してしまったのが非常に残念であった。

 イチャつくカップルを見てオナニーする奇形に奇形同士の性行為、そして衝撃の奇形出産などなど、誰も得しないゲンナリするシーンが多いのも作品の特徴のひとつで、悪趣味な映画が好きな人にはとにかく必見。2作目にしてシリーズ最高傑作といっても過言ではないスラッシャー映画の傑作である。

 

 

バトロワのTシャツを着てるボンクラ野郎

 

シリーズ中最強の強さを誇るデール大佐。オヤジ無双

 

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