クライモリ

監督:ロブ・シュミット

脚本:アラン・マッケルロイ

出演:エリザ・デュシュク、エマニュエル・シューキー、
リンディ・ブース、デズモンド・ハリントン

ストーリー

 アメリカ深西部の奥深い森。地元の人間は絶対に近付こうとしない場所にうっかり足を踏み入れてしまった訪問者達は、ひとりまたひとりと森に吸い込まれるように姿を消す。古くから伝わるそんな恐怖の伝説を知らずに、今日も若く美しいヒロインたちが、いつしか恐怖スポットの境界を越えてしまう。彼女達はそこで伝説の正体を目の当りにするが、それを知ったときには既にこの森から帰ることはできない運命だった…。今、逃げ場のない恐怖体験に叩き込まれる!

レビュー

 「WRONG TURN(誤った道)」という内容に沿った題名だったのだが、東宝東和のお家芸であるカタカナ5文字シリーズの餌食となってしまい「クライモリ(暗い森?喰らい森?)」なんて妙チクリンな邦題にされてしまった不憫な作品である。

 ストーリーはあって無きが如しで、若者が理由も無く殺人鬼に延々と追い掛け回されるだけ。思いっきり「悪魔のいけにえ」「サランドラ」を代表とするキチガイホラーの焼き直しであるが、登場する殺人鬼がなかなか個性的で面白い。3人1組になって襲い掛かってきたり、猟銃や弓といった飛び道具を多用してくるのもこの手の殺人鬼にしては珍しいだろう。「俺が囮になる!」と威勢良く飛び出して行った登場人物が遠くからズドンと撃たれて即終了したのが個人的にツボであった。近親相姦で生まれた奇形3兄弟という設定もぶっ飛んでて、いちいちグッときてしまう。そんな黒い三連星ならぬグロイ三連星がニヘラニヘラと笑いながらキチガイストリームアタックを仕掛けてくるのだから、登場人物達の生存確立も推して知るべしだろう。主人公補正のかかりまくった2名を除き、その他大勢の馬鹿達が気持ちの良いくらいバンバン殺されていくのが実に痛快である。

 そして、犠牲者の中にさり気なくリンディ・ブースがいるのも良い。そう、「ドーン・オブ・ザ・デッド」犬を助けに行って仲間に大迷惑をかけたバカ娘のことである。というわけで、「ドーン・オブ・ザ・デッド」で彼女に殺意を抱いた人にもオススメ。あの映画でのうのうと最後まで生き残ったリンディも、本作ではもれなくぶっ殺されてくれます。

 

 

 今回は生き残れなかったリンディ・ブース 

 

 

様子を見にきたレスキュー隊員もグサリ!超お約束

 

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