エクソシスト

監督:ウィリアム・フリードキン

脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッディ

出演:エレン・バースティン、ジェイソン・ミラー、
リンダブレア、マックス・フォン・シドー

ストーリー

 イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊パズズの像を発見する。それは、10年前にアフリカで彼と死闘を交えた悪霊であった。メリン神父は邪悪な宿敵との再戦を予感する。

 パズズのターゲットは、アメリカ合衆国であった。女優のクリスは、映画撮影のためワシントン滞在していたが、1人娘であるリーガンの異変に気付く。その声は邪悪な響きを帯び、形相も怪異なものに豹変、荒々しい言動は日を追って激しくなり、ついには医者からも見放される。

 娘が悪霊に取り憑かれたと知ったクリスは、カラス神父に悪魔払いを依頼する。悪魔憑きに否定的なカラス神父であったが、調査を進めていくうちに、リーガン自身からの救済のメッセージを発見する。カラス神父は悪魔払いの儀式を決意、大司教に許可を依頼する。主任には、悪魔払いの経験があるメリン神父が選ばれた。そして2人の神父は、少女リーガンから悪霊を追い払う為、壮絶な戦いに挑む

レビュー

 少女に憑依した悪魔と2人の神父の壮絶な戦いを描いたオカルト映画の傑作。悪魔に憑かれた少女リーガンを当時12歳のリンダ・ブレアが演じ、小便は漏らすわ股間に十字架ブっ刺すわの大活躍を見せ、「ファック・ミー!」「イエスとヤらせろ!」などの映画史に残るお下劣台詞は、映画を観に来ていたキリスト教信者を失神させたことでも有名。

 悪魔と対峙する神父らもキャラが立っていて、母親の死が原因で神父なのに信仰心を失っているカラス神父、悪魔祓いの経験者だが心臓病を患っているメリン神父と本当にこいつらで大丈夫なのかと無駄にハラハラさせてくれて面白い。大型クーラーを何台も使い、部屋を氷点下まで冷やして撮影に挑んだクライマックスの悪魔祓いは、出演者の「寒みーよボケ!バカ監督死んでくれ!」的な鬼気迫る演技が見事に緊張感に繋がっていて、一瞬たりとも目の離せない対決シーンに仕上がっている。「悪魔のいけにえ」の晩餐シーンにもいえることだが、本当にヤバいシーンを撮るには監督がキチガイになるしかないということが良く分かる。

 ちなみに本作は1949年にアメリカのメリーランドでマジに起きた悪魔祓い事件を元に書かれた小説を原作にしており、この事件は「エクソシスト トゥルー・ストーリー」という名で映画化されている。

 

  

ファック・ミー!ファック・ミー!

 

 

首一回転のイリュージョン!

 

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