悪魔のえじき
サードバイブレーション

監督:岡崎善之

脚本:岡崎善之

出演:桜井あみ、神田ねおん、里タクヤ、
児玉安男、遊佐源史、日野麻里子

ストーリー

 母親との過去でトラウマを抱えた佐伯ゆりは、ラブホテルの内装を手掛ける会社に勤めるOL。ゆりは内向的な性格で、日頃から先輩の別見や上司の飯島信男のセクハラの標的にされ、同僚のOL、中川杏子からはレズの相手として弄ばれていた。挙げ句の果てにゆりは、別見の謀略よって3人にレイプされてしまう。会社のSMショールームに拘束監禁されてた別見達3人。そこに現れたのはゆりであった。次々と明らかになるゆりの過去。襲いかかる絶望のさなか、ゆりの復讐は始まった! 

レビュー

 集団レイプされた女の残虐非道な復讐劇を描いたバイオレンスホラー「悪魔のえじき」は、その仕様も無い内容にも関わらず、何故か本国では勝手にシリーズ化されていたりする。TCC VIDEO(徳間ジャパン)が一昔前にリリースした香港映画「新・悪魔のえじき/暴虐女傑復讐鬼」や、2004年にJVDからリリースされた海外のゴミ屑映画「悪魔のえじき2」などがそれだ。そして2005年、今度は日本を舞台に、再びJVDが“早い、安い、不味い”の三拍子で製作し、世に送り出してしまったのが本作「悪魔のえじき サードバイブレーション」である。

 JVD製Vシネマの大半がそうであるように、本作もご多分に漏れずAV紛いのチープなエログロ映画仕上がっている。主人公の女がケツを延々と振り乱すオープニングからして既に腐ってるが、その後も、オフィスでセクハラ上司にパンツを剥がされ生尻を揉まれたり、トイレでレズ女の股間を顔面に押し付けられたりと、AV以外ではお目にかかれないような珍事が連発する。

 そしてついに、社員全員(といっても3人)による集団レイプが行われ、怒り狂った彼女は3人を地下に監禁、残虐非道な復讐劇へと雪崩れ込むのだが…これが本っっっ当にくだらない。まず、トイレに縛り付けたバカ男にフェラチオをかまし、そそり立ったチンコをナイフで切り取りメッタ刺し、続いてレズ女の股間に切り取ったチンコを挿入しまくった挙句にナイフでメッタ刺し。文字にするとウゲェ〜と思うかもしれないが、何せ低予算なのでチンコを切り取る直接的な描写なんて当然無く、ナニを切り取られる当の本人も「うわっやめてくれぇ〜〜」みたいなナメた演技をしてくれるので、実際は何が起きてるのかサッパリ分からない。ちなみにレズ女の方も、「人を殺していいのかよぉ、警察に捕まるぞ!」と、いまいち空気の読めていないような台詞を連発してくるので、緊迫感は微塵も感じられない。そして極めつけはセクハラ上司である。既に2人がぶっ殺されてる状況にも関わらず、「死ぬ前に君ともう一度セックスしたいよ〜」などとのたまう。当然そんな要求を呑む筈も無く、セクハラ上司は手渡されたナイフで切腹を強要され、内臓をぶちまけ息絶えるのだ。つうかさ、ナイフ手渡された時点で反撃しろよ

 更にその後、実は主人公が元からサイコ野郎だったという、本家「悪魔のえじき」に唾を吐きかけるような噴飯モノのオチで幕を閉じるのかと思いきや、バラバラにされてゴミ袋に詰められた3人組が何故か漫才を始めるという理解不能な電波映像が垂れ流されて映画は終わる。あまりの酷さに目眩までしてきたので、思わずDVDを叩き割ってやろうかと思ったが、破片が飛んできて目に刺さったら危ないのでやめた。

 

 

 切り取ったバカ男のチンコを挿入されるバカ女

 

バラバラになっても生き続けるバカ3人

 

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