トワイライトシンドローム
〜卒業〜

監督:舞原賢三

脚本:岡野勇気

出演:酒井若菜、内藤陽子、菅原あずさ、
石川梨紗、福井裕佳梨、白鳥智恵子

ストーリー

 高校生活最後の夏休みの想い出に、同級生のアヤ、チサト、ミカと遊び半分で降霊の儀式をしたユウリ。ところが、本当に悪霊が出現してしまい、次々と彼女たちを襲い始めたのである。まずチサトが行方不明となり、悪霊に憑依されたミカがアヤを鎌で斬りつけ、同じく行方をくらませた。責任を感じた友里は、偶然再会を果たした中学時代の同級生・マコトやオカルト研究会の後輩・ミサキらと共に除霊の儀式をするも、パワーアップしている悪霊に効き目はない。

 そんな中、彼女は悪霊が幼くして交通事故で死んだ幼友達のシュウタの、現世へ残したある想いを取り込んで力をつけていることを知る。シュウタの想いとは、18歳になったら友里とタイムカプセルを開ける約束をしていたこと。シュウタとの約束を想い出し、タイムカプセルを掘り起こす友里。お陰でシュウタの霊は成仏し、同時に悪霊も退散、チサトたちも無事戻ってくるのだった。

レビュー

 ベスト・オブ・ホラーゲームを挙げろと言われたら、私は間違い無く「トワイライトシンドローム探索・究明編」を推すだろう。ここではまず、ゲーム版「トワイライトシンドローム」の解説から入ろうと思う。

 「トワイライトシンドローム」は、今は亡きヒューマンがプレイステーション用に発売したアドベンチャーゲームであり、ミカ、ユカリ、チサトの女子高生3人組を操作し、様々な怪奇現象を解明していくというのが本筋だ。生き生きとしたドット絵のキャラクター、異様なまでにリアリティを感じさせるセリフ、そして物語全編に流れるノスタルジーは、ホラーというよりも上質の青春群像劇を見ているかのような錯覚さえ覚えた。95年に「探索編」、翌年に続編の「究明編」が発売され、極一部のホラーファンに衝撃を与えた。そして、事実上の完結編となる「ムーンライトシンドローム」が97年に発売されるが、その中身は庵野秀明もかくやの病的な内容であった。圧巻なのがクライマックス、前作で感動的な余韻を残した女子高生達が妖精の少年に惨殺され、最後は紙袋に入ったミカの生首(諸説あり)が映し出され幕を閉じる。当然、このゲームは無かったことにされ2000年に最新作の「トワイライトシンドローム〜再会〜」が発売された。しかし、稚拙なストーリー展開や魅力に芳しいキャラクターなどの粗が目立ち、文字通りシリーズにトドメを刺す結果となった。

 さて、前置きが長くなってしまったが、本作「トワイライトシンドローム〜卒業〜」は、ゲーム版「〜再会〜」をベースにした劇場用作品だ。ポスターにタイトルと同じくらいの大きさで“酒井若菜主演”と書かれていることから分かる通り、その中身は典型的なアイドル映画でもある。キャラクターの魅力はベースとなった「〜再会〜」同様、皆無に等しいし、原作を無視してミカとチサトを強引に登場させてはいるが、人物設定が改変されている為か全く印象に残らない。 ストーリーこそ綺麗にまとまってはいるものの、深夜にビキニ姿で学校プールではしゃいだり、友達2人が行方不明なのにも関わらず浴衣姿で花火を呑気に見物するなど、アイドル映画であるが故の違和感を感じさせる部分が多い。これらのせいで、ほんの少しだけ高まった緊張感すらもブチ壊しだ。はっきり言って、ホラー映画としては0点どころかマイナス点をあげたくなるほど酷い出来である。

 ただ、徐霊のお札をパソコンからプリントアウトして使うのは現代的で面白かった。あと酒井若菜のが凄い。こういうことを書くのはバカみたいで嫌なのだが、デカイものはデカイので仕方がない。思わず釘付けである。おっぱい映画としては文句なしで100点満点。

 

しかし胸デカイな

 

 

それにしても胸デカイな(それだけ)

 

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