ミートマーケット
人類滅亡の日

監督:ブライアン・クレメント

脚本:ブライアン・クレメント

出演:クレア・ウェストビー、アリソン・テリアルト、ステファン・エング

ストーリー

 20××年。オカッパ美女のアルジェンタ、ヴァンパイアのネメシス、新メンバーの眼帯男フェリデンらは、民間人を装った女性の罠に嵌められ、とある施設に収容された。ビルと呼ばれる男が牛耳るその組織は、優秀な人間のみを集めた理想郷を創造しようとしていたのだ。優秀どころか人間ですらないネメシスは問答無用で銃殺され、フェリデンも試験を通過できずに実験体にされてしまう。

 一方、アルジェンタは優秀な人間と認められ、彼らの仲間になるように説得させられる。だが、組織の人間は捕らえた人間を食料としていて、その食事風景を目撃してしまったアルジェンタは思わずドン引き。息を吹き返したネメシスと共に反乱を開始する。一方、フェリデンは施設にゾンビを解き放ち、拳銃で自らの頭を撃ち抜く。組織の人間が次々と食われていくが、ゾンビの群れはアルジェンタとネメシスにも迫っていた。だが、そこに思わぬ救世主が現れる。前作で死んだ筈のアズールが応援に来たのだ。アズールはプロレス技でゾンビを全滅させ、一番オイシイところを持っていくのだった。

レビュー 

 前作のクライマックスでゾンビに噛まれたシュラックは冒頭で撃ち殺され(「サンゲリア」のOPまんま)、生き残っていたヴァンパイア娘の1人も序盤で早々と脱落。絶望感溢れる幕開けであるが、映画の出来も色んな意味で絶望的である。 独裁者が牛耳る終末世界というプロットは「死霊のえじき」そっくりだし、食糧不足を打破するために人間が人間を食料にする展開もありがちと言えばありがち。

 そんな新鮮味ナッシングなストーリーに華を添えるのが、クレメント監督の下劣なユーモアである。頭蓋骨にチンコを挿入してオナニーする者、皿に盛られたチンコを喰う者、ゾンビに襲われチンコをもぎ取られる者…どうやらこの監督の頭の中にはゾンビとチンコしか詰まっていないようだ。これじゃあ、暇さえあればウンコチンコ言ってるそこらの小学生と大して変わりがない。しかも、どういうワケか画面に登場するチンコ全てが必ず勃起している。いや、もしかしたらアレがカナダ人の標準サイズなのかもしれないが、いずれにしても全然面白くないのは確かだ。こんな超ド級の変態映画でも、特殊メイクだけはやたらと気合が入っていたりするので余計に始末が悪い。それ以外にも、巨漢デブ女のシャワーシーンを唐突に見せられたりするので油断は禁物だ。ホント、隅から隅まで下半身を萎えさせてくれる映画である。

 冷静になって考えてみると、制作費2000ドル(約20万円)でここまで作るのは相当な偉業なのかもしれないが、あまりにもくだらないシーンが多すぎて少しも褒める気になれない。それと、前作で死んだ覆面レスラーのアズール再登場も本気で意味不明。恐らく単なるノリで登場させたのだろうが、残念ながら全然面白くない。そういうのは身内だけでやってほしかった。

 

 

もっと行儀よく食え

 

呼ばれて飛び出て関節技!

 

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