ゾンビ・オブ・ザ・デッド2

監督:マイケル・J・へイン

脚本:マイケル・J・へイン

出演:スプラグ・ゲレイデン、アル・トンプソン、トーマス・A・キャレル

ストーリー

 ニュージャージー州にあるジェンティック社では軍事利用を目的とした、人間をゾンビ化させるROTDウィルスを開発していた。しかし、実験中に事故が発生し、研究員は次々とゾンビ化した。また、ジェンティック社を摘発しようと施設に侵入していた反対組織や、遊び半分で施設に侵入したローラをはじめとする学生グループもゾンビに襲われ、次々と命を落とした。生き延びていた施設の責任者は暴走し、生物兵器用に開発したハイパーゾンビを解き放つが、チェーンソーを持ったローラの親父が乱入、それを瞬殺した。

レビュー

 あの「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」の続編を名乗ったところでJVDにはデメリットしか生まれないと思うのだが、あの会社は既に落ちるとこまで落ちてるのでその心配は無用かも。そう、本作は「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」とは何ひとつ関係の無い作品を無理矢理続編に仕立て上げられリリースされてしまった不遇な作品である。

 秘密裏にゾンビウィルスを開発していた大手企業、証拠隠滅の為の爆撃(実際は行われないが)、ラスボスは軍事利用目的で強化されたゾンビ…本作が「バイオハザード」の影響下にあるのは間違い無いだろう。前半部分の事故発生→社員隔離→ガス噴出の一連の流れも、映画版「バイオハザード」とよく似ている。ただし本作の場合、研究施設はどう見てもその辺に生えてるビルにしか見えない。禍々しさを演出する為なのか、赤やピンクの照明を多用して頑張ってはいるが百歩譲ってラブホテルだろう。しょぼい木製の扉を開けようとドアノブをガチャガチャガチャ、「ダメだ、カードキーが無い!」なんて大真面目に叫ばれた時には、この映画を最後まで観ようかどうか真剣に悩みました

 他にもセキュリティ解除のパスワードが余裕でデスクトップのゴミ箱から見付かったり、証拠隠滅部隊を送り込む為の重要なボタンが、壁の間違えて押しちゃいそうな場所に配置されていたりと、それこそツッコミだすとキリが無い。でも、前作が前作だっただけに、これくらいのチープさ+天然ボケっぷりは想定の範囲内だったと言えるかも。こんな茶番劇の中でも、血糊だけはやたらと派手にピューピュー噴出してくれるので、そういった面では確実に前作より楽しませてくれる作品である。

 

極秘にゾンビウィルスを開発してたアンブレ…ジェンティック社

 

ネメシス風味のラスボスも登場します

 

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