ハイスクールZ

監督:渡邊豊

監修:伊藤幸久

出演:伊藤あい、佐々木千咲子、成田麻穂、
仲川つむぎ、高杉沙耶、渡瀬遥香、朝野智子

ストーリー

 学校の近くに存在する農場試験場で謎の爆発事故が起きる。行程で爆風を浴びた生徒はゾンビとなり、教室で補習授業を受けていた生徒や教師らに襲い掛かる…!

レビュー

 テレビ埼玉の「超時空彩の国S.T.M」という番組内で放送されていた1話6分、全3話のショートドラマ。つまり合計18分しかないので、東京五輪の開会式でバッハ会長と橋本聖子がスピーチしている間に物語が終わる。あまりにも短い。しかし、そんな短い作品なのにも関わらず、何故か登場人物は16人もいてめちゃくちゃ多い。出演しているアイドルグループは何と3組!東京都大田区のご当地アイドルのパステル☆ジョーカー、掃除とボランティアをメインに活動しているCLEAR'S、学校をコンセプトにしたライブアイドルの燃えコレ学園と、失礼ながら見事なまでにどれも知らない。というか、掃除とボランティアがメインのグループって、もはやアイドルじゃなくてNPO法人なのでは?

 このタイトルからも分かる通り舞台は高校であり、登場しているアイドルらは居残り補習をさせられている生徒という設定。学校の近くにある農業試験場が爆発事故を起こし、爆風を浴びた生徒がゾンビとなって襲ってくるというのが主なストーリーであるが、学園ゾンビ作品のテンプレのような展開が続くので物語そのものに目新しさは無い。しかしながら、恐らく取り壊し予定の廃校でも借りて撮影しているのだろうが、昔懐かしいノスタルジックな雰囲気の木造校舎の中で行われるゾンビとの攻防戦は、他の学園ゾンビ作品では中々お目にかかれないビジュアルなので新鮮といえば新鮮。意外なことにアイドル達も落ち着いた演技をしているので、登場人物が全然整理されていないことを除けば暇潰し程度には楽しめる作品である。

 ところが話はここで終わらない。「ハイスクールZ」には同監督による2本の続編が存在しており、そのうちの1本が千葉テレビの「MUSE9」という番組内で放送されていた「アナザーZ」である。ゾンビを殺せば1億円というルールが設けられた密室劇で、元AKBの大川梨央が主演を務めている。劇中で前作の農業試験場が出てくるので実は巧妙に話が繋がっているのである…!そして、もう1本は同番組内で放送された「コマンドZ」という作品で、こちらは元AKBの中野郁海が主演しているタイムリープを題材にしたゾンビ作品。関係者がこんなサイトを見ることは無いと思うので遠慮なく言うが、どちらもドン引きするレベルで面白くないので間違ってもDVDを注文しないように。

 

舞台はノスタルジックな木造校舎

 

続編の「アナザーZ」 面白くはない

 

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