13日の金曜日
 PART2

 監督:スティーヴ・マイナー

脚本:ロン・カーズ

出演:エイミー・スティール、ジョン・フューリー、エイドリアン・キング

ストーリー

 クリスタルレイクキャンプ場で起きた惨劇から2ヵ月後。唯一の生き残りであるアリスは、あの時に見たジェイソン少年の悪夢に魘されていた。目覚めると、謎の男が突然現れ、彼女のこめかみにアイスピックを突き刺した。

 5年後。クリスタルレイクキャンプ場の付近では、若者達が指導員の研修を受けていた。初日の晩はキャンプファイアーで盛り上がるものの、翌日になって状況が一変する。麻袋を被った謎の大男が突如として現れ、若者達を次々と襲撃、殺戮を開始した。1人、また1人と殺され、街に出ていたポールとジニーを残して全滅してしまう。ポールとジニーが訓練センターに戻ると、惨殺された仲間を見て驚愕する。そんな彼らにも麻袋の大男の魔の手が迫っていたが、犯人の正体を成長したジェイソン・ボーヒーズだと確信したジニーは、母親のパメラ・ボーヒーズの物真似をしてジェイソンを油断させる。その隙に、鉈でジェイソンの胸を突き刺し、何とか勝利を収めることが出来た。

 だが、やっぱりジェイソンは生きていた安堵する彼らをジェイソンが襲撃。ポールは行方不明となり、ジニーは精神に異常をきたしてしまう。

レビュー

 以後、シリーズの顔となる殺人鬼ジェイソンが誕生する記念碑的な作品。といっても、彼のトレードマークでもあるホッケーマスクは未装着で、本作では「エレファント・マン」みたいな布袋を被ってバカな若者を血祭りにする。後にメインウェポンとなる鉈もあまり使用せず、畑を耕すフォークみたいなアレ(名前あんのか?)を振り回す姿が強烈な印象を残す。この独特のスタイルが妙にイケていて、個人的にはホッケーマスクのバージョンよりもこちらの方のジェイソンがお気に入りだったりする。

 驚きだったのは、前作の主人公アリスが早々にぶっ殺される冒頭だ。しかも、愛するママの仇討ちということもあって結構エグイ殺され方をするもんだから、思わず「何もそこまでしなくても…」と軽く欝な気分になってしまった。意外と自分にも良心が残っていることを知ったひとコマであった。それだけではなく、前作で登場したイカれた老人のラルフも、驚くほどアッサリと殺されてしまうのだが、明らかにボディ・カウントを増やす為のトバッチリを受けたとしか思えないのは気のせいだろうか?

 ストーリー性が皆無なのは前作と一緒であるが、殺戮のバリエーションが増えている分、本作の方が数倍楽しめる作品である。 傑作だったのが、いかにも生き残りそうな車椅子の青年が、顔面に鉈をブッ刺されて絶命し、バックで階段をゴトゴト下っていくシーン。誠に不謹慎ながら、夜中に1人で大爆笑してしまった。ジェイソンは障害者を差別しないんだなぁ、偉い!

 

障害者も平等に扱うジェイソン。偉い!

 

やっぱりブッサイクなジェイソンの素顔

 

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