スクリーム・アット・ナイト

監督:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ

脚本:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ、ビクトリア・ウィッテムブルグ

出演:アベル・アヤラ、ジメナ・ベレサ、エリアナ・ポロナーラ、
フェルナンダ・マテオ、ロサリオ・モスケラ

ストーリー

 学校で深夜に聞こえる叫び声。それは、幽霊によるものなのか?3人の女子高生は、謎を解明しようとし、反対に取り憑かれてしまう。そして、取り憑かれた瞬間から残虐かつ執拗なまでの殺意が彼女達を襲う!

レビュー

 「36 PASOS」や「NITRO ニトロ」などの一風変わったホラー作品で知られるアルゼンチンの鬼才アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ監督が2005年に手掛けたティーンエイジ・ホラー。ドキュメンタリー的なテイストを狙ってなのか、ピントがボッケボケで手振れガックガクなハンディカムのビデオ撮り映像なのは百歩譲るとしても、説明不足どころか説明する気など最初から無いとしか思えない意味不明なストーリーは相当な脳内補完を強いられる上に、無駄に多い主要キャラの女子高生どもは何故かどいつもこいつもたりよったりなアルゼンチン面をしているので、一度の鑑賞で全てを把握することは不可能であると断言しても良い。DVDジャケットの宣伝文を信じるならば、日本のホラー映画にインスパイアされて製作されたとのことであるが、一体Jホラーのどの部分に感銘を受ければこんなヘンテコな映画が出来上がるのか鬼才の思考回路を凡人たる我々が理解することは極めて難しいことだと痛感させられる。

 とりあえず思い出せる範囲でストーリーを書くと、トイレで自殺をした少年の怨霊が女子高生グループのひとりに憑依し、次々と友人を殺害していくというものであり、軸となる物語そのものは比較的単純なものであるのだが、どういうわけか映画の中盤まではアルゼンチンJKの乱れまくった私生活やレズビアンカップルの恋愛事情といった生々しいシークエンスを延々見せられるし、犠牲者が増えてきてようやく緊迫感の高まってきた終盤も、反抗的なアルゼンチンJKを娘に持つ父親が苛立ちから道端にいた娘と同世代の女の子を殴り倒してバックで犯しまくるという本筋とはクソほどにも関係の無いストーリーが平行して描かれるので、一体自分がホラー映画のDVDを見ているのか、チンポ片手にXVIDEOで盗撮系洋ピンでも見ているのかも分からなくなってくる。ラストも当然スッキリするような結末ではなく、何かに対して絶叫するアルゼンチンJKを執拗に映し出して映画は唐突にジ・エンド。最後の最後まで意味の分からない映画であるが、やたらと記憶には残る。アメリカ産の単純明快なティーンエイジ・ホラーに飽きてきた人には是非ともオススメしたい作品である。

 

憑依されたJKは「殺しのドレス」まんまな殺人鬼に変身する

 

こんなシーンが多いのでスケベな人にもオススメ

 

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