サベージ・キラー2

監督:マーセロ・ダチアーノ

脚本:マーセロ・ダチアーノ

出演:ヘンリエッテ・リッデルヴォル、レイン・タウンゼント、
バート・カルバー、ジャスティン・ネスビット

ストーリー

 結婚式を2日後に控えた美しい女性キラは、婚約者のマルコと旅行を楽しんでいた。山小屋で一夜を過ごしていたが、ギャングが押し入りマルコは無残にも銃殺されてしまう。キラを待っていたのは凄惨な暴力の嵐。野獣と化した男たちに心ゆくまでレイプされ、肉体も精神も踏みにじられてゆく。そして、キラもまた瀕死の状態で生き埋めにされてしまうのだった。一夜明け、奇跡的に息を吹き返したキラは目を覚ます。燃え上がる怒りと狂気。復讐の鬼と化したキラの報復がはじまった。

レビュー

 異色のレイプリペンジムービー、「サベージ・キラー」の2作目を冠したタイトルで、DVDのジャケットデザインも1作目と全く同じ構図であるが、これが驚くべきことに「BRIDE」という原題の全く関係の無い映画。おまけにメチャクチャ低予算例えるならば、マーベルヒーロー映画の「アイアンマン」のバッタもん映画である「メタルマン」が、「アイアンマン2」のタイトルで平然とDVDリリースされているようなものであるが、80年代ならまだしも、21世紀になってもこういった詐欺同然の行為が平然と行われていることは悲しくもあり、同時に嬉しくもある。今、俺がレンタルしようとしている続編は果たして本当にちゃんとした続編なのだろうか?という緊張感は、他のジャンルでは決して味わえないスリルに満ちているといえるだろう。

 話の筋としては、結婚を控えたカップルを暴漢グループが襲撃し、男は殺され、女も度重なるレイプの末に殺される。しかし、超自然的なパワーで女はゾンビとなって地中から復活し、暴漢グループを血祭りに上げるといった具合に、彼氏も一緒に死んでること以外は「サベージ・キラー」のストーリーとほとんど一緒といっても過言ではないのだが、要所要所でこの作品ならではの狂ったセンスが伺える。家に突然暴漢が押し入ったと思ったら、ヒロインはミラ・ジョボ・ビッチみたいなキレッキレの動きで暴漢の1人を殴り倒して拳銃を奪うし、彼氏がショットガンで撃ち殺されたと思ったら、その死を嘆き悲しむ間もなく手に持った拳銃で暴漢の耳を吹っ飛ばし、その後も林の中を駆け抜けながら銃撃戦を展開するといった具合に、どう考えてもゾンビになる前から普通の女じゃない設定では看護師のはずなのだが、こんなに銃を乱射してる看護婦はコイツか観月ありさぐらいなものだろう。

 しかし、そのまま暴漢グループを全滅させてしまうと映画がそこで終わってしまうので、ヒロインは半ば御都合主義的に取っ捕まって前から後ろからとズタボロにレイプされて殺されてしまうのだが、ヒロインが埋められた場所は伝説のアパッチ族が眠る場所であり、彼女は復讐に燃えるゾンビ戦士となって復活。死ぬ前から充分強かったヒロインであるが、死んだ後の戦闘能力も全く衰えることなく、ドンキで買えそうなオモチャ風の斧を手に「いっぽんばしこちょこちょ」みたいな歌を歌いながらユラユラと現れ、アナルを犯した相手のアナルを斧の反対側のとんがった部分でザクザク掘って2度とウンコが出来ない状態にしたり、スタイリッシュな動きで相手の腹を内臓が零れ落ちるまで裂いたり、相手の頭を鷲掴みにして両目に親指を突っ込む死霊のはらわた」スタイルを披露したりと、復讐方法もなかなかの残虐さを見せている。低予算なのでゴアシーンのチープさだけは誤魔化しきれていないものの、ボンクラ監督が「サベージ・キラー」にインスパイアされて撮った低予算レイプリベンジムービーだということを考慮して鑑賞すれば、決して悪くはない作品であるといえる。

 

  

殺されたヒロインはアパッチ族の力を借りて甦る

 

無駄に格好良いポージングでレイプ魔をぶっ殺す!

 

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