発狂する唇

監督:佐々木浩久

脚本:高橋洋

出演:三輪ひとみ、夏川ひじり、吉行由実
由良宣子、阿部寛、大杉漣

ストーリー

 女子中学生の首が切り落とされるという連続殺人事件が発生。しかし、容疑者とされた倉橋美智夫は行方をくらましていた。美智夫の無実を願う妹、里美は兄の捜索と真犯人探しを、霊能者、間宮悦子に依頼する。倉橋家を訪れた悦子は降霊実験を行い、殺された少女たちの霊を呼び寄せ、悦子が命令すると、少女たちの首なし死体は自分の首をもとめてさまよい始める。美智夫は犯人ではないと断言する悦子だったが、悦子が倉橋家に来てからは、里美のまわりの世界は呪われたように狂っていくのだった!

レビュー

 女子中学生の首を切断する猟奇殺人事件の加害者家族らを襲う理不尽な恐怖の数々を描いたホラー作品…なのかと思って鑑賞していると、見ているこちらが発狂することになるので何も知らない人は注意が必要だ。事件の容疑者で現在失踪中である兄の無実を信じて疑わないヒロインの三輪ひとみは霊能力者に兄の捜索を依頼するが、その霊能力者が兄の電話を超能力で逆探知している隣で助手の男が「霊的逆探知!」とカメラ目線でキメ台詞を言うシーンで、この映画が真っ当な映画でないことが早々に判明する。

 霊能力者の力により、首の無い女子中学生が使い魔となって徘徊するシーンは何故かそこだけ思いっきりホラーテイストで相当不気味であるが、物語が進むごとに映画のジャンルも次第に判別不能なものになっていき、助手の男が三輪ひとみの母親と姉を強姦して性奴隷にしてしまうわ、阿部寛と金髪女の胡散臭いFBIコンビが登場するわ、三輪ひとみはところ構わずゲロをぶち撒けるわ、三輪ひとみの音程が外れまくった歌謡ショー(何回か撮影して一番音痴だったテイクを使った)が始まるわのやりたい放題である。しかし、この映画で一番圧巻なのは、三輪ひとみが首吊り死体と駅弁ファックさせられた挙げ句にアナルまで犯される一連のシーンであろう。クライマックスは何故か被害者遺族の皆様とカンフー・アクションまでする羽目になり、ここまで主演女優を徹底的にオモチャにした映画を私は知らない。

 

こういうバカな映画なので真面目に見る必要は一切無い

 

遺族とバトルする展開は「片腕マシンガール」を先取り!

 

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