巨乳ドラゴン
温泉ゾンビvsストリッパー5 

監督:中野貴雄

脚本:中野貴雄

原作:三家本礼

出演:蒼井そら、かすみりさ、桜井まり
TAMAYO、相川イオ、辻本一樹

ストーリー

 メキシコ帰りのストリッパー丈堂レナは温泉街への巡業を依頼される。さびれた田舎町に到着すると、ストリップ小屋はガラガラの客入りで、ダンサーの銀子、マリア、ネネ、ダーナもダレきっていた。退屈しのぎに楽屋から地下階段を降りるレナたちは、地下道の先の廃墟に辿り着く。「魂の井戸」と書かれた深い井戸のそばで、「死者の本」を見つけるマリア。その本が恐るべきパニックを巻き起こすことになるとは…。

レビュー

 三家本礼のゾンビコミックの実写映画化であるが、キャラの設定とゾンビが出てくること以外はほとんど別物と言っても良く、どちらかと言えば監督の中野貴雄の趣味が全編に渡って反映されている映画だといっても過言ではないだろう。冒頭から汚しても怒られないようにビニール養生された廃墟で蒼井そらがゾンビ相手に刃が回転していないチェーンソーをブン回すアクションを披露し、その後、ストリッパーたちによるキレの無いヘナヘナした踊り(付属の3D眼鏡を掛けると飛び出す)と共にタイトル・クレジットが出る演出は、ロドリゲスの「プラネット・テラー」を超貧乏にした感じであり、グラインドハウスの再現度で言ったらこちらの方に軍配が上がるであろう。

 その後、場末のストリッパーたちが楽屋で駄弁ったり、ヒマ過ぎて仕事が無いから温泉旅館に営業に出向いたら女体盛りをやらされてワサビがアソコにしみちゃったり、酒を飲みすぎてキモイオッサンとベッドインしてしまったり、楽屋で取っ組み合いの喧嘩をしていたらオッパイがポロリ(付属の3D眼鏡を掛けるとオッパイが飛び出す)してしまったりと、まるでストリッパーが主役の日常系アニメのようなほのぼのとした展開が延々と続くが、楽屋に隠された地下道の奥で発見した「死者の本」をオカルトマニアのゴスロリ・ストリッパーが読み上げてしまったものだからさぁ大変。地獄の亡者が現世に溢れてしまうのだ。

 本作のゾンビは地獄から甦った死者という設定の為、時代や国境を超えて様々なバリエーションのゾンビが登場するのが魅力の1つであろう。侍や忍者のゾンビや、包帯グルグル巻きのミイラタイプ、ドラキュラ伯爵みたいなゾンビもいたりと、ドンキで揃いそうな衣装をかき集めて大量のゾンビ達を登場させているのが実に微笑ましい。ストリッパーの仲間も途中でゾンビ化してしまうが、何故かアソコから火炎を放射したり、首や大腸を飛ばして(吊り糸を隠す気が無い)攻撃してきたりと何だかもうやりたい放題である。あと、どうでも良いことかもしれないが、井口昇監督の「デッド寿司」より3年も早く寿司のゾンビを登場させているのは素直にスゲエと感心してしまった。

 

そういえば「女子競泳反乱軍」にもこんなシーンあった

 

とにかくチープ!安い!だけど色んなゾンビが出てくる

 

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